三山凌輝と乃木坂46の久保史緒里が、2025年2月にTOHOシネマズ日比谷ほかで全国公開される映画「誰よりもつよく抱きしめて」でW主演を務めることが発表された。さらに、2PMのファン・チャンソンが出演することが明らかになり、キャスト陣とスタッフ陣からコメントが到着した。
本作は、新堂冬樹の同名の純愛小説「誰よりもつよく抱きしめて」の映画化。「ミッドナイトスワン」(2020年)「サイレントラブ」(2024年)をはじめ、生きづらさを抱えながらも愛を通して他者と関わる人間の様相を写し取ってきた内田英治が監督を務める。
脚本を手掛けたのは、東京藝術大学大学院映像研究科脚本領域で坂元裕二に師事し、「夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく」(2023年)などを手掛けてきた脚本家のイ・ナウォン。
身体と心の葛藤を抱え、愛情を伝えることがままならない者たち。誰もが一度は味わったことがある、愛する人を抱き締めることができない、愛する人に抱き締めてもらうことができない無力さに共感し胸を締め付けられる。切なくも美しい、静謐(せいひつ)で温かい、最高純度の恋愛物語。
強迫性障害による潔癖症で、常にビニール手袋着用で生活し、同棲する恋人にも手すら触れることができない絵本作家志望・水島良城を演じるのは、「生理のおじさんとその娘」(2023年、NHK総合)や放送中の連続テレビ小説「虎と翼」(NHK総合ほか)でヒロイン寅子の弟・直明を演じ、BE:FIRSTのRYOKIとしても活躍中の三山。
良城の恋人を務めるのは、大河ドラマ「どうする家康」(2023年、NHK総合ほか)に出演するほか、乃木坂46のセンターも経験している久保。恋人に触れてもらえず、彼の病気を理解しつつも、自分の揺れ動く心に思い悩む書店員の女性・桐本月菜を演じる。
そんな二人の関係が不安定になる中、月菜の前に現れた、恋人と触れ合っても心が動かない男、イ・ジェホンを、韓国ボーカル&ダンスグループ・2PMのファン・チャンソンが演じる。