ピクサーの新作映画「インサイド・ヘッド2」が8月1日に日本でも公開され、2024年洋画No.1のオープニング記録を達成。また、重要な吹替版本編シーンも公開された。
日本公開を迎えた本作だが、さっそく週末動員ランキングの洋画で1位を獲得するというスタートダッシュを切った。その背景として、子どもではなく大人が動員の中心になっている点が挙げられる。
誰でも常に考えている“シンパイ”という感情は、悩みを持つ世界中の大人にとって切っても切れない感情。本作では、人生の転機に立ち“シンパイ”という感情に支配されて感情の混乱に悩み葛藤するライリーの姿に、大人たちが深い共感をおぼえたことが話題を呼ぶ理由にも繋がっている。
日本では公開4日間で約572,752人の動員数を記録し、累計興行収入は7億3692万2780円となった。世界興行収入では15億5506万2246ドル(約2323億円)を超え、アニメ映画では「アナと雪の女王2」を超え、世界興行収入ランキング全体ではトップ10入りを果たす快挙を達成した。
10代女性に限らず、20代から40代以上の大人世代における“大人泣き”現象が巻き起こる中、SNS上では「大人は刺さるよこれ」「ぐさぐさ来て愛しくて感動しました」「見る人へ、絶対ハンカチ持ってってください」など、感動の声が多く寄せられている。
また日本版声優の吹替映像が投稿されて以来、日本語だけでなく、英語や中国語、ポルトガル語など世界中からのコメントが寄せられ、いいね数も71万超えを記録した。
本作の“シンパイ”の声優を務めた女優・多部未華子に対しても多くの声が集まり、「絶対言われないとわからない」「未華子ちゃんの吹替が個人的にすごく刺さった」との声も。さらに「1作目を見ていなくても面白く見ることができた」という声も寄せられた。
少女・ライリーの幸せを幼い頃から見守るヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、ビビリ、イカリが頭の中の司令部から追放される吹替版本編シーンが公開。新たに登場した“大人の感情”シンパイは、今後のライリーの未来を想像してヨロコビらを追放することを決める。
彼らがいなくなったことでライリーが思春期ならではの人間関係のすれ違いに自分を責めてしまう。大人になったらヨロコビは必要ないのかと観客自身に問われるヒューマンストーリーとなっている。
なお、前作の「インサイド・ヘッド」はディズニープラスで配信中。
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