FRUITS ZIPPERが8月4日、世界最大のアイドルフェス「TOKYO IDOL FESTIVAL 2024」(8月2~4日、お台場・青海周辺エリア)のHOT STAGEに登場した。
FRUITS ZIPPERは2022年に結成され、2023年の「第65回日本レコード大賞」最優秀新人賞を受賞している。メンバーは、月足天音、鎮西寿々歌、櫻井優衣、仲川瑠夏、真中まな、松本かれん、早瀬ノエルの7人。2022年4月に配信リリースした「わたしの一番かわいいところ」がTikTokをきっかけに広く拡散され、大ブレイクを果たした。
2024年は、4月に1stアルバム『NEW KAWAII』をリリースし、5月に日本武道館公演を成功させた。9月18日(水)に両A面の2ndシングル「NEW KAWAII / フルーツバスケット」がリリースされるが、「NEW KAWAII」はアルバム『NEW KAWAII』の表題曲のシングルカットとなる。
そんなFRUITS ZIPPERがTIF最終日のHOT STAGEに登場。2023年に続いて2回目のHOT STAGEとなるが、自分たちの世界をしっかりと築き上げて、堂々たるパフォーマンスを見せてくれた。
鮮やかなメンバーカラーの衣装で登場した7人。1曲目は「NEW KAWAII」。仲川が「TIFを最高に盛り上げていきましょう!」と呼び掛けると、観客も一気にヒートアップ。曲中の「さ、アップデートしよ?」「ねえ、アップデートしよ?」のせりふに会場中から「フーッ!」という声が響いた。
2曲目は「君の明るい未来を追いかけて」。ピアノの音色が印象的なサウンドに、「Hello Hello Hello」と爽やかに響く歌詞。こういうタイプの楽曲もFRUITS ZIPPERの大きな強みとなっている。
2曲を歌ったところで自己紹介をして、「ぴゅあいんざわーるど」「完璧主義で」といったアップテンポな曲を畳みかける。「ぴゅあ〜」も「いつも一緒だよっ」「さあさあおいで」というせりふで会場は大盛り上がり。
「skyfreelan」でアイドルらしい世界観を示し、いよいよラストの曲へ。仲川が「次で最後の曲です!」というと会場からは「えぇー!」の声が。すると仲川は「次が最後の曲です!」と再度伝え、会場からも2度目の「えぇー!」が帰ってきた。
「もっともっとかわいく踊れますか? TIFで一番かわいく踊れますか?」とあおり、彼女たちの代表曲「わたしの一番かわいいところ」を披露。最初から最後までかわいいが詰まったライブとなった。
◆取材・文=田中隆信