ユニークな味わいの「今日、うちでなに食べる？」にさらにもうひと味を加えるのが、MC・中村の軽妙なトーク術だ。
中村は“ゆるふわ”なルックスに加え、どんな役でもこなすカメレオンぶりで人気の俳優。NHK朝の連続テレビ小説「半分、青い。」(2018年)の“マアくん”役や「凪のお暇」(2019年、TBS系)のゴンさん役で脚光を浴び、実写版映画「アラジン」(2019年)ではアラジンの吹き替えを担当。主題歌「ホール・ニュー・ワールド」で「NHK紅白歌合戦」出場も果たした人気俳優だ。
そんな中村、バラエティー番組や雑誌「ダ・ヴィンチ」の連載連動YouTubeコンテンツなどでは肩の力の抜けたトークスキルも披露していて、「今日、うちでなに食べる？」でもそのトークの妙味が存分に味わえる。
セルビア編では、料理を教えてくれるセルビア人美女２人組に「トモヤ」と呼ばれてさわやか笑顔を振りまきつつ、鍋いっぱいにこんもり盛られた具材に「これ、絶対もうちょい少ないほうが(かき混ぜるの)ラクだと思うよ」とボソッとツッコんだり、南アフリカの陽気な同性カップルに「一緒に踊ろうぜ！」と誘われて「なんだこの時間」と本音をもらしたり…。野菜たっぷり鍋づくりに挑戦した台湾編では、料理番組MCとしては大問題(？)な野菜嫌いの一面もチラリ。苦手なゴーヤは克服なるか？ 中村が繰り広げるそんなトークも見どころの一つだ。
そして、スタジオトークをさらに盛り上げるのが、生吹き替えを担当する声優陣とのライブ感満載の掛け合い。各国の出演者たちの声の吹き替えを担当しながらも、中村の振りに応えてダイナミックなアドリブを繰り出す声優陣。その強烈な存在感には、中村も「お姉さまたちの応援が…(笑)」「完全に僕こっち(声優陣のアテレコ席)向いてしゃべってます」と苦笑いするほどで、時には往年の人気アニメキャラが局の垣根を飛び越え、声で飛び入り参加する瞬間も…！ レジェンド声優陣のプロの技まで味わえてしまう、前代未聞の料理番組なのだ。
日本では目にふれる機会すらなかなかない異国の家庭料理の数々や、各国の文化や社会情勢にまつわる情報をMC・中村倫也と声優陣による軽妙トークにくるんで味わう新感覚の料理番組「今日、うちでなに食べる？」は「女性チャンネル♪LaLa TV」で8月18日(日)より放送。世界についてもっと知りたくなる、そんな後を引くおいしさがたまらない番組だ。
◆文＝酒寄美智子
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