本作のヒットに、鶴瓶は「7年ぶりですからね。どうなることかと思いましたが、いろんな所で(劇場は)いっぱいですって。ムビチケを知り合いにあげたんですよ。そしたら、どこでもいっぱいやって。子供も喜ぶし。普通の時にいってもいっぱいなんですよ」とこの状況に驚きを隠せないでいるよう。
吉が歌唱する、本作の最後を飾るティアーズ・フォー・フィアーズの「ルール・ザ・ワールド」に話題が及ぶと、吉は「日本語やと思ったら英語やから。1m50cmもある長い譜面がきて。英語が書いてて、カナがふってて。孫に聞いたらすごい有名なんやって」と驚きのオファーであることを告白。
実は前日に本作を見に来ていたという愛之助は「最後のとあるシーンで出す声がなかなか大変でした。そもそも僕、歌を歌うって聞いてなかったんで、『え、歌うんですか?』って聞いて。しかも、吉幾三さんも参加されますよって聞いて。『僕、無理ですよ!』って思ったんですけど、譜面もらって、必死でした」と、公開を迎えた今だからこそ言える裏話を披露した。
山田は「周りの方から見に行ったよ! 子供と見に行くよって言ってくれる人も多くて。いろんな年齢の人が見てくれる作品なんだなと思ってうれしいです」と、日本のみならず世界中で愛される「怪盗グルー」シリーズの一員となったことへの喜びをあらためてかみ締めた。
鶴瓶からのオファーを受けて新たに加わった吉は、50年来の仲だという2人の間で交わされた爆笑やり取りを披露。
鶴瓶の「吉に頼んだらどう?」の一言から始まった吉の本作への参加は、まさかのオファーだったことを明かしつつも「どうなの?って聞いたら、メールで『やれや』の3文字や。僕は日本語で歌うって思ってたから、歌だったら大抵どんなジャンルでも歌えるから『分かったわ』って話で。送られてきら譜面が英語やってん」と、まさかの英語歌詞であったグルーの歌唱を振り返る。
鶴瓶が「俺、それ知らんかったんですよ。歌やったら何でもいけるかなって思ったら英語や言うし。大変やったん?」と聞くと、吉は「大変よ!(笑) ねぇ、愛之助さん」とデュエットをした愛之助へバトン。
愛之助は「相当難しかったですね。役の中で歌わないといけないんで、あんまりうまく歌いすぎると、『上手すぎます』とやり直しになるんです」と想定外のやり取りがあったことを告白。
続けて、吉は「何とかオッケーが来たって聞いたら、アメリカからオッケーが来たって言うて。え、俺の歌、アメリカまでいったの!?って」と、自身の歌が海を越えて本作を飾ることになった道のりに驚きの様子。
鶴瓶は「主役でしょう、俺? 大阪弁を本国に送る言うんですけど、誰がアメリカの大阪弁チェックするん? 大阪弁もダメ出しされるねん」と鶴瓶ならではの裏話も飛び出した。