コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、書籍「うちの子には負ける気しかしない」の著者・羅鳩さんの「イッヌがこうすることで喜ばぬ人間はいなかった」。
作者である羅鳩さんが6月6日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、7.7万件を超える「いいね」が寄せられた。本記事では羅鳩さんに、作品のこだわりなどについてインタビューをおこなった。
ある日羅鳩さんが外を歩いていると、散歩中の犬と犬用のおもちゃを持った女性が前から歩いてきた。どうやら飼い主さんが、犬用のおもちゃで犬の目を引きながら散歩をしているようす。「ウッキウキで可愛いのぅ~~~~」と思いながら微笑ましく見ていると、羅鳩さんに気付いた飼い主の女性が驚いた顔になった。そして女性は慌てたようすで「す、すみません!」「ちょっとだけこっちを見ないでください!」と訴えてくる。
飼い主さんのようすをみた犬が羅鳩さんの存在に気付くと、明るい表情になり地面に寝そべってお腹を出し”ナデナデ”を要求してきたのだ。驚く羅鳩さんと落胆した飼い主さん。そして飼い主さんから「あの…もし良かったら助け…撫でてやってください…」と頼まれてしまう。キラキラした目で見つめてくる犬はまるで「あの方に撫でてもらうまで動きません」と訴えているよう。羅鳩さんは喜んで犬を撫でたのだった。
本作を投稿したX(旧Twitter)には「撫でてもらえるまで動かん強情さもかわいいw」「この犬、毎日が楽しそうで羨ましい」「かわいい!かわいい!」「愛らしすぎる」「なんて真っ直ぐな瞳なのでしょうか」などのコメントが寄せられている。
また、犬をナデナデしたい読者からは「たまたま出くわした人間からすればラッキー過ぎる」「ぜひ撫でさせていただきたい」「そ、そんな羨ましい場所に巡りあえるとは!」「この子に毎日会いたい」「わんこのお腹には抗えない」など、羅鳩さんの体験を羨む声が多数寄せられている。
――「イッヌがこうすることで喜ばぬ人間はいなかった」を漫画にしたきっかけや理由があればお教えください。
ワンコを触りまくれるボーナス展開に舞い上がって、その勢いで描き上げました。
――本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
当に「ニンゲン大好き!」「みんなもボクの事好き!!!!」を全身で表現してくれるワンコと、ニンゲン(私)トラップにかかってしまった飼い主さんとの対比が可笑しくて、その点は意識して描きました。
――本作の中で特に印象に残っているシーンがあれば、理由と共にお教えください。
目立って描いてはいないのですが、他所に関心がいかないよう飼い主さんがあの手この手でおもちゃで釣っているところと、本当に人間を信じて疑わないワンコのナチュラルへそ天ポーズはとても記憶に残っています。
――書籍「うちの子には負ける気しかしない」など、日常を題材にした作品を多く描いていらっしゃいますが、理由があればお教えください。
日常の面白かった事、子供の日常、ペットの話、描いていたらいつの間にか続いていました。笑
――今後の展望や目標をお教えください。
描きたい話を描け続けられたらなと思います。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
読んで頂けるだけでもありがたいのに、いいねやコメントなど反応までもらえて本当に嬉しいです。
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