イチナナライバー・鈴木りゅうじ、悔しさをバネに“CD1000枚チャレンジ”を企画「ツアーの千秋楽でリベンジしたい」

2024/08/08 19:30 配信

音楽

イチナナライバー・鈴木りゅうじ撮影=黒木早紀子

歌手・ドラマーとして活動するライバー・鈴木りゅうじ(鈴木龍二Martin)。2017年から始めた「17LIVE(イチナナ)」では音楽ライバーとして活動している。リアルイベントでは「イチナナをみんなで盛り上げたい」と語り、2022年にWEBザテレビジョンで行ったインタビューでも「ライバー同士は、バチバチ戦うんですけど、よく考えたら仲間なんです」と話していて、「イチナナライバー」に熱い思いを抱いている。今回は、そんな鈴木が抱える熱い想いをインタビューで深掘。また、4月にSHIBUYA PLEASURE PLEASUREで開催したワンマンライブでの悔しさや、その悔しさをバネに企画した「CD1000枚チャレンジ」についての思いも聞いた。

“夢に向かっていく姿を自分の背中で見せていきたい”…心境の変化で歌手活動をスタート


――はじめに、読者の方に向けて自己紹介をお願いします。

2011年に、兄と幼馴染で結成した3人組ロックバンド・HIGH BONE MUSCLEでドラマーをしていましたが、2023年6月にバンドは活動休止を発表しました。同時に、名前を鈴木りゅうじ(旧:鈴木龍二)に変更し、歌手としてソロでアーティスト活動を開始させていただきました。また、17LIVEでは、毎日朝6時半にライブ配信をやらせていただいています。

――ドラム演奏に加えて、歌手活動もやってみようと思ったきっかけは?

バンド時代はボーカルの後ろでドラムを叩いて、メンバーを支える側だったんですが、30歳を迎えた時に「自分のやりたいことってなんだろう」と考え始め、今度は今まで経験してきた事や夢に向かっていく姿を自分の背中で見せる側になりたいと考えたからです。

――2022年にインタビューさせていただいた時は朝7時からのライブ配信とお伺いしました。現在は6時半からと少しスタートが早くなりましたね。

“朝活”というテーマは変わっていないんですが、現在は、音楽で始まり、占い・天気予報・中国語の勉強などを行なった後に、最後は音楽で終わるといった配信になっていて、配信内のコンテンツが増えていったこともあり、以前より30分早くスタートすることになりました。

――1つの番組のような配信に進化したんですね。

毎日新鮮に見られる、1話完結型の配信を目指していて、朝配信していく中で「(リスナーさんが)朝欲しいものってなんだろう」と考えた時に、ニュース番組が一番に思い浮かんだので、ニュース番組の占いや天気予報などを配信でも取り入れてみました。朝に僕の配信を見て、「今日も頑張ろう!」と活力になっていたら嬉しいです。

イチナナライバー・鈴木りゅうじ撮影=黒木早紀子


“点”で進むよりも“面”で「イチナナ」を盛り上げる


――以前のインタビューで「ライバー同士は仲間」、リアルイベントでも「みんなでイチナナを盛り上げたい」とイチナナに対する熱い思いを発信されていました。今でもその思いに変化はありませんか?

数年前までは、盛り上げるために何をすればいいのか、などが明確になっていなくて、ただ漠然と「盛り上げたい!」と言っていました。ですが、今でも「イチナナをみんなで盛り上げていきたい」という思いは変わらないですし、盛り上げるための行動や考えも明確になってきました。

――漠然としていた考えが明確になったのはなぜですか?

以前は、「俺が道を切り開く」と、全部一人で乗り切ろうとする癖がありましたが、7年間配信を継続してきて、一人でできることの限界を感じる場面が増え、改めて考え直した時に、一人の“点”で進むよりもイチナナライバー同士が協力した“面”で進むことの大切さに気づいたからです。

――実際にライバー同士が協力した“面”でどのような活動をしているんですか?

まずは配信でできることから始めようと思い、僕の朝配信で音楽ライバーとのコラボ企画を考えました。コラボしていくことで、お互いの配信にリスナーさんを呼び込むことができますし、ライバーさんとの横のつながりを作ることによって、より大きく強い“面”になってきています。

――なるほど。今は“面”で進んでいく準備が整いつつあるということですね。

そうですね。やっと、“面”で進んでいくためのチームができてきたので、これからは音楽ライバーたちの活動の場を増やしていくことが、大事だと思っています。その第一ステップとして、9月6日(金)には大阪・梅田BANGBOOでイチナナライバーをメインに組んだイベントの開催も決定しています。

イチナナライバー・鈴木りゅうじ撮影=黒木早紀子