市川由衣“侑美”が夫婦でガンプラを作りながら出した結論に与田祐希“リコ”は驚がく<量産型リコ>

2024/08/07 20:55 配信

ドラマ レビュー

木ドラ24「量産型リコ -最後のプラモ女子の人生組み立て記-」第6話より(C)「量産型リコ」製作委員会2024(C)創通・サンライズ

リコ「私、姉と一緒にグレードを上げたいんです」


「私、姉と一緒にグレードを上げたいんです」と言って、やっさんにどのプラモデルを作ったらいいのかを相談するリコ。姉・侑美のことを「仕事も家事もできる最強の姉です」と紹介すると、やっさんが出してきたのは「RG 1/144 量産型ズゴック」だった。

「RG」というのはガンプラの“グレード”のことで、やっさんとアオが説明するシーンもあった。1/144スケールのガンプラで手軽に見立てやすい初心者にも適したHG(ハイグレード)。細かなパーツ構成によってリアルな外観を忠実に再現し、可動域も広く自由度の高いポージングが取れるRG(リアルグレード)。1/100スケールのガンプラでRG以上にパーツ数が多く、可動域もさらに広く、ボリューム感もあるMG(マスターグレード)。さらにその上にPB(パーフェクトグレード)などが存在する。

やっさんが「RG」を出したのは、リコが「グレードを上げたい」と言ったからだろう。ちなみに、ズゴックは水陸両用モビルスーツの代名詞的な存在である。「水陸で存在感を発揮する様は、仕事も家事もできる侑美にピッタリだろう」というのが、やっさんがズゴックを選んだ理由だった。

木ドラ24「量産型リコ -最後のプラモ女子の人生組み立て記-」第6話より(C)「量産型リコ」製作委員会2024(C)創通・サンライズ

一緒にリアルグレードのガンプラを作って出した結論は


そして、侑美と一緒にズゴックを「ご開帳!」したリコ。脚の部分から作り始めていく。途中で、侑美の夫・亮太(中島歩)が店にやってきて、プラモ作りに参戦。

気まずい雰囲気になることもあったが、侑美も亮太も作ることに集中していき、その雰囲気を察して、リコたちは外に出て、侑美と亮太を2人だけにしてあげた。

2人は作りながら、同時にお互いの本音、つまり“リアル”な気持ちを打ち明けた。いろいろ話して、お互いのことを普段からよく見ていたこともわかり、侑美の“モヤモヤ”も解消したようだ。

そして、「ズゴック、リアルグレード、ギブバース!」と完成。侑美は「自分たちの手で作り上げるとこんなにも愛着が沸くんですね」と笑顔を見せ、亮太も「作れてよかったです。大切なことを思い出しました」と満足げな表情を浮かべた。

そんな2人が出した結論は“離婚”だった。それにリコは驚いたようだが、アミーゴ(友人)からやり直して、宇宙でまたプロポーズする予定だということで、宇宙飛行士を目指す2人らしいロマンティックな結論だということもできる。

リアルな気持ちを打ち明けて、お互いのリアルな姿に気づいて、それによって2人がグレードアップした。そんなハッピーな一面が感じられた。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

木ドラ24「量産型リコ -最後のプラモ女子の人生組み立て記-」第6話より(C)「量産型リコ」製作委員会2024