生田絵梨花の“先生ぶり”をキャスト陣が絶賛「生徒への目線が温かい」「安心してお芝居できる」<素晴らしき哉、先生!>

2024/08/09 06:00 配信

ドラマ 会見

制服の着こなし、口調、トレンド…今の高校生のリアルとは


会場に参加した現役の教師から、高校生役のキャスト陣に「最近の高校生を演じる上で大変だったこと、苦労したこと」について質問が。橘は「すごいシンプルなことなんですけど、声量を出すことをすごい意識しました。教室の端と端で喋りあったりするシーンがあったんですけど、学生ってこんなに元気だったんだと思って」と、高校生特有の元気さを表現することに苦労した様子。

矢吹も「私はギャル役だったので、『マジで』とか『ガチで』とか『お前』とか(ギャル特有の)口調は、普段使わない言葉だったので難しかったですし、その上に大きい声で掛け合いするっていうのがあったので、そこはちょっと苦戦しました」と、ギャルらしい大声での掛け合いは大変だったそう。

吉良萌子役の矢吹奈子 ※ザテレビジョン撮影


茅島は「衣装合わせの時に、監督から制服の着こなしを自分で考えてくるという“宿題”を出されて。調べたら『今の子たちはこれが流行ってる』とか、『ルーズソックスを履く子がいる』とか(情報が)いろいろあったので、何が今リアルなんだろうっていうのはすごい考えました」と、リアルな女子高校生像を形作る上での苦労を告白。

鈴木は「自分が演じる健吾は結構真面目な性格の人間だったんですが、このクラスがちょっと問題があるクラスという設定だったので、どのくらいの加減が先生たちにとって『悪い』かを意識しつつ、一方でクラスの中では『真面目』という部分を見せないといけないので、その案配を考えながらやってました」と、役作りにおけるバランスを調整しながら臨んでいたことを明かす。

南田健吾役の鈴木仁 ※ザテレビジョン撮影


小栗は「私は今22歳なんですけど、演じている小湊茉麻ちゃんは高校2年生なので、5年前の自分と今の高校2年生ってトレンドとか口調とか全て違うんですよね。なので、同じ48グループの高校生メンバーに聞いて研究してました。『今リボンが流行ってる』というので実際に付けてみたり、カバンの持ち方一つとっても違っていたり、すごい勉強になりました」と振り返った。

永瀬は「例えばテストのシーンも、テストが終わって(回答用紙を)集める時にどういう感じかっていうのは結構世代ごとに違っていて。今の世代だと、テストを回収して先生とのあいさつが終わるまでは一言も喋らないのが当たり前なんですけど、監督の世代は結構にぎやかだったそうで。そこのすり合わせをみんなでしながら、リアルを追求していました」と語った。

宗方林檎役の永瀬莉子 ※ザテレビジョン撮影


そんな中、小宮は「(演じている)光源があまり学校に行ってなかったので、1話に出ていないんです。そんな中で(1話の撮影中に)みんなが仲良くなっちゃって(笑)。後半に向けて、光源がクラスに馴染んでいくんですけど、(自分自身は)広く浅くみたいな感じにしかならなかったので、そこはちょっと難しかったです」と正直すぎる裏側を吐露。

それに対し、茅島からはすかさず「浅かったんですかね?私たち」とツッコミが。小宮は「違う違う! 仲良くさせていただいてたつもりなんですけど、そこに行くまでが難しかったです」と、もっとスムーズに仲良くなりたかったことを強調した。

大木戸光源役の小宮璃央 ※ザテレビジョン撮影



「各々の価値観でこの作品を楽しんでもらえたら」(生田)


最後に生田は、「このドラマは先生方に届いて欲しいのはもちろんなんですが、私自身もりお演じながらすごい身近に感じたり、問題が起きた時には『自分だったらどう選択すべきなんだろう』というのをたくさん考えさせられました。

本当にいろんな立場の方に、各々の価値観で捉えてもらいながらこの作品を楽しんでもらえたらなと思っています。そして、個性豊かな愛すべき登場人物たちが毎回活躍していますので、どんな成長していくか、どんな変化があるかそこも楽しみながら見届けてほしいなと思います」と、視聴者へメッセージを寄せた。

【写真】生田絵梨花と生徒役キャストの集合ショット ※ザテレビジョン撮影