ひょんなことから香の不倫相手が、自身の勤める保育園に通う園児と父親である近広(平井亜門)と気付いた穂波。不倫のおろかさを知りつつ「香を本気で好きになってしまった」と明かした近広に、「結局ただの浮気」と言いつつ、考えるのは時松のこと。「私はこの距離のままでいられる?」と自問自答していた。
ちゃんと向き合うべきは俊一だという思いにいたる穂波だったが、俊一が大事にしていたフィギュアを壊したことを責められる。「だから?私はもっと大事なもの壊されたよ」と涙声で返して家を飛び出した。
時松に教えてもらったマンションの屋上で一人泣く穂波。そこに時松が現われ、去ろうとしたものの、よろけて抱き止められると、「あらがえない。これは恋だ」と自分の気持ちに気付くのだった。
穂波も不倫の沼に足を踏み入れてしまうのか。そのほかにも物語はドロドロ具合が深まる予感が高まった。
「けじめをつける」と穂波に言ったものの、香が他の男といるところを見て、いてもたってもいられなくなる近広。一方、近広の妻・類(小島梨里杏)は浮気を確信し、探偵を雇ってつきとめた香のマンションへ出向く。さらに、これまで不倫相手という立場から気持ちをおさえていた環奈もそれが止められなくなろうとし、時松の妻・ミホも訪ねてきた穂波のことを「まさかね」と疑う発言があった。
群像劇として、どのキャラクターのドラマからもますます目が離せない。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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