国民的アイドルグループBLACKPINKのキム・ジスが初主演を務めた、韓流ドラマ「スノードロップ」(毎週月曜~金曜日夜7:00-[BSJapanext]にて放送中)。2021年12月18日から2022年1月30日まで放送されていた同作品は、1987年民主化運動の最中、北朝鮮から潜入してきたイム・スホ(チョン・ヘイン)と、彼を介抱したことで出会いを果たしたウン・ヨンロ(キム・ジス)が、互いに秘密を隠しながら恋に落ちるラブストーリーを描いている。本記事では、BSJapanextで8月5日から放送された7話までの内容を振り返る。(以下、ネタバレを含みます)
経歴詐称などの理由からデドンガン1号である可能性が高いとしてイム・スホを追う“ブラックタイガー”イ・ガンム(チャン・スンジョ)たち。イム・スホを完全にマークしていた彼らは、任務中のイム・スホを襲撃し、顔を目撃することには成功した。
イム・スホが何とか逃げ延びた先は好秀女子大学の学生寮。しかも直前に良い縁を結んでいたウン・ヨンロの部屋だった。抵抗する寮長に令状を取得して捜査を強行するイ・ガンムらから、ウン・ヨンロとルームメイトたちは何とかイム・スホを隠し通すことに成功する。
そんな騒動が記事にもなっていないことに憤りを感じながら、取り逃してしまったイム・スホを追うイ・ガンムとチャンハンナ。捕らえることに成功したイム・スホの部下も、隠し持っていた毒で自殺されてしまう。追い詰めたと思った矢先に、すべての手がかりが失われてしまった形だ。
一方、イム・スホを匿うウン・ヨンロとルームメイト3人。イム・スホを一刻も早く出て行かせるか、動けるようになるまで匿うかで意見が割れていた。相談の結果、寮を門番を務めているマンドンおじいさん(キム・ジョンス)に匿ってもらえば…という意見が出てきた。
さまざまな問題を解決しながら、寮の中で傷を癒す時間を得ることができたイム・スホ。食事や生活に必要なものを持って来たウン・ヨンロは、少しずつイム・スホと打ち解けていく。ウン・ヨンロは徴兵された兄のことを話し始めると、イム・スホにも妹がいると打ち明けてくれた。そして後日、毎週日曜の“学校開放日”にウン・ヨンロの兄、ウン・ヨンウ(ソン・ゴニ)が軍服姿のまま休暇の折に彼女を訪ねてくる。
仲良く会話をする兄妹を見ていたイム・スホ。その晩、介抱しに来てくれたウン・ヨンロに「お兄さんではないですよね」と問いかけてみる。ウン・ヨンロが「兄です、たった1人の。この世で1番大切な人です」と語ると、イム・スホも妹がくれたハトの首飾りを思い出す。
「僕の1番大切な人も妹です」と答えるイム・スホに、和やかに応じるウン・ヨンロ。しかし動き出そうとしたとき、誤ってカップを倒してしまう。汚れをタオルで拭い、拭ったタオルを洗おうとしたウン・ヨンロだったが、運が悪かった。イム・スホが匿われた部屋は長く使用されていなかったため、排水溝に流れた水が階下の部屋へと水漏れしてしまったのだ。
水漏れはすぐに寮長へと伝わり、イム・スホが隠れている4階を調査することに。慌てるマンドンだったが、寮長には逆らえない。イム・スホとウン・ヨンロが潜んでいる4階へ向かい、扉が開かれる。あわやと思われたのだが、そこに2人の姿はない。
電気もつかない暗い部屋を見て、後日に調査しようと促すマンドン。だが雨漏りのあった部屋の生徒の指摘で、寮長は窓が開いていることに気がつく。実はウン・ヨンロとイム・スホが立っていたのは、窓から外壁の縁を伝った危険な位置。開いた窓からは見えない角度だったが、肝の冷える場所だ。
「下を見ずに僕だけを見て。よそ見せずに」そう言われていたウン・ヨンロだったが、恐怖のあまりバランスを崩して落下しかけてしまう。しかし間一髪でイム・スホが抱え、何とか2人は事なきを得るのだった。
イム・スホを匿う面々がホッとしたのもつかの間、明日から寮長が4階に通ずる鍵を管理することになったと知らされる。そこで今夜にも出ていくと語るイム・スホ。ウン・ヨンロは彼が自分を助けるときに傷が開いてしまったことを知っているため、「この体で?」と案じる。しかし「これ以上、君を危険にさらせません」と固い意志を見せるイム・スホを見送ることに。
マンドンが教えてくれた抜け道から離脱しようとしたイム・スホだったが、出口には既にイ・ガンムの手が回っていた。こうなっては仕方がないと、1年に1度だけ男子学生にも寮が解放される「オープンハウス」の日に脱出を決行することを決める。
オープンハウス当日、脱出を試みるウン・ヨンロとイム・スホの前にはさまざまな障害が。厳格で頭の切れる寮長や、イム・スホの同室だったオ・グァンテなどを、回り道を何度も挟んだり他の寮生に混じって出し物に興じながらやり過ごしていく。寮を出た場所で自転車を止めて待ってくれていたウン・ヨンロのルームメイト・ジョンミンから自転車を借りたイム・スホ。そこでジョンミンから、怪しまれないようにウン・ヨンロと自転車を2人乗りして寮を後にするよう提案されるのだった。
桜の花が舞い散るなか、自転車を走らせるイム・スホ。「スホさんの服を返さなきゃ」など、また会うための口実をこぼすウン・ヨンロの言葉に、イム・スホは答えない。危険に、彼女を巻き込むわけにはいかないからだ。
寮の敷地の外に到着し、別れのときがきた。名残惜しそうにする2人だが、離れなければならない。しかし立ち去ろうとするイム・スホに、ウン・ヨンロは「気を付けて」とだけ告げてイム・スホを見送った。
一方、ウン・ヨンロと同室のユン・ソルヒは、イム・スホの顔を知るオ・グァンテを寮から引き離すために喫茶店へ入っていた。しかし窓際の席に座っていたため、イム・スホとウン・ヨンロが校門の前にいる姿を目にしてしまう。イ・ガンムから取り調べを受けていたオ・グァンテは、すかさず彼らに連絡を取る。
危険が迫るなか、一度別れたはずのイム・スホはウン・ヨンロの元へ戻ってきてしまう。自転車を止め、妹からもらった大切なお守りである首飾りをウン・ヨンロの首にかけるイム・スホ。「ヨンロさんが持ってて。そうすれば、安心して行けるので」と微笑んだイム・スホに、その首飾りの由来を知るウン・ヨンロは感動と驚きを顔に浮かべるのだった。
そして連絡を受け、現地に急行したイ・ガンム。しかしオ・グァンテが通報したことを知ったユン・ソルヒによって間一髪でイム・スホは送り出されたあとだ。そばにいたウン・ヨンロたちに話を聞くが見ていないと言われ、周囲には自転車に乗る男性がチラホラ。悔しいが、イ・ガンムたちはオ・グァンテの見間違いだったと結論づける。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)