波瑠主演の「BORDER」スピンオフドラマ決定! “びっくりぽん”なキャスト集結

2017/09/12 05:00 配信

ドラマ

波瑠主演のスピンオフドラマ「BORDER 衝動~検視官・比嘉ミカ~」が、10月6日(金)&13日(金)に放送(C)テレビ朝日

小栗旬が、“死者と対話する”特殊能力を持つ刑事・石川安吾を演じるドラマ「BORDER」(テレビ朝日系)。3年ぶりの続編となる、ドラマスペシャル「BORDER 贖罪」が、2017年に放送されることは既報通りだが、このたび放送日が10月22日(日)に決まった。

そして、さらなるビッグニュースとして、波瑠演じる比嘉ミカを主演に据えたシリーズ初のスピンオフドラマの放送も決定。「BORDER 衝動~検視官・比嘉ミカ~」と題し、10月6日(金)&13日(金)の夜11時15分から0時15分(※一部地域を除く)に、前・後篇で2週連続放送される。

スピンオフの主人公は、波瑠が演じる法医学教室助手・比嘉ミカ。比嘉といえば、BORDER本編では“男らしい”言動と、クールな佇まい、類まれなる検死能力を持つ警視庁の特別検視官として、人気を博したキャラクターだ。

石川(小栗)の単独捜査に協力してきた比嘉だが、スピンオフではその原点となる“特別検視官に就任する半年前の物語”が展開される。

「BORDER 衝動~検視官・比嘉ミカ~」は、永正大学医学部医学教室の助手を務める比嘉が、日本を震撼させる連続殺人事件に立ち向かっていく物語。師となる法医学教授と対峙(たいじ)しながらも、法医学教室助手という立場から一筋縄ではいかない事件に挑む。

波瑠は、「BORDER」の翌年、連続テレビ小説「あさが来た」(2015-2016年、NHK総合ほか)のヒロインという大役と出会い、それ以降も「びっくりぽん!」な活躍を見せ、押しも押されもせぬ国民的女優へと成長した。

それでも本作に懸ける思いは相当なようで「『BORDER』は朝ドラの前に声を掛けていただいた作品なので、今もずっと感謝していますし、比嘉という役には頭が上がりません」とコメント。「最初にスピンオフがあると聞いたときは『えっ、私のですか? 私でいいんですか?』と、とにかくビックリしました」と驚きも隠せなかったようだ。

彼女は「BORDER」の前日譚ともいうべきスピンオフで、“特別検視官就任前の”比嘉ミカを体現する。

脇を固める共演者陣も個性豊かな面々がそろった。比嘉と協力し合いながら、連続殺人事件の捜査にまい進する所轄の刑事・中澤史明を工藤阿須加が演じ、比嘉の上司に当たる医学教室教授・浅川透役を石丸幹二が務める。

特に石丸演じる浅川は、テレビにも出演するほどの有名教授でありながら、裏で比嘉の能力を巧みに利用しようとするズル賢さも持つ男。これまで幅広い役柄を演じてきた石丸ならではの演技を見せつける。

さらに、弱冠15歳の注目女優・清原果耶も出演。連続殺人事件の被害者たちが通う中学校の生徒を演じる。主演の波瑠とは「あさが来た」以来、約2年ぶりの共演となる。ちなみに工藤も「あさが来た」で波瑠の義理の息子を演じていたということもあり、局をまたいでの「あさが来た」キャストの再集結に、朝ドラファンからも注目を浴びそうだ。

ことし10月に3週連続での放送が決まった「BORDER」シリーズ。それに先立ち、9月12日よりドラマ公式サイトにて「BORDER 贖罪」のティザーも初公開された。

あらためて共演者について、波瑠は「石丸幹二さんは、物腰の柔らかさがとても印象的な方でした。浅川教授の知性や品性はもちろん、少々おろかで浅はかな部分にもピッタリとはまっていて、撮影中は浅川教授にしか見えませんでした。

工藤阿須加さんは私と同じ歳。ついつい自分を大きく見せたくなる年頃ですが、工藤さんはそういう部分が皆無で、役柄にも真摯に向き合われるんです。本当に真っすぐな方だと、あらためて思いました。

清原果耶さんとは久々にお会いしましたが、背が伸びていてビックリしました(笑)。かわいくて純粋な本質を持つ彼女が演じてくれたからこそ、役の感情がより色濃く伝わってきました」と、それぞれの印象を明かす。

視聴者へ向けて「比嘉のようにクールでありながらも、情熱をきちんと持って仕事と向き合う若いプロフェッショナルもいることが、皆さんに伝わるとうれしいです。金城(一紀)さんが情熱を注いで紡がれた作品を、存分にお楽しみください」とアピールした。

そして、脚本の金城は「ここだけの話ですが、もともと比嘉は新聞記者で石川の恋人という設定でした。いわば添え物のようなキャラクターで、ストーリーにもあまり深く関わる予定ではありませんでした。それが今や主人公の地位を獲得するまでになりました。

波瑠さんのお陰です。初めてお会いした時から波瑠さんは比嘉でした。どこか達観した雰囲気の中に、すべてをきちんと見通すような強いまなざしをお持ちでした。比嘉と犯人の対決は 必見のシーンになっています。絶対にお見逃しのなきよう」と意外な事実を明かしつつ、視聴を呼び掛けた。