2014年、弘子は仕事ができて思いやりのあるちなつ(仲万美)先輩に憧れていた。弘子がちなつに気持ちを伝えるとちなつは受け止めてくれる。
しかし、ちなつと弘子の仲や、ちなつが女性社長を相手に枕営業しているらしいと社内で噂が流れる。噂話をしているところを見た弘子が「もう我慢できない」とたまりかねて行こうとすると、ちなつが止める。「ごめんね」と言うちなつに弘子が「え?」と驚くと、「私のせいで弘子が辛くなっちゃうね。大丈夫、必ず弘子のこと守るから」と言って立ち去るちなつ。弘子は「ちなつ先輩…?」と不安そうに去っていくちなつを見送る。その日の終礼でちなつが辞職したことが発表された。ちなつは弘子を守るために会社を辞めたのだった。
弘子の苦い過去が明らかになり、切なくて悔しい弘子の気持ちを思うと胸が痛んだ。
◆構成・文=牧島史佳
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