<異世界スーサイド・スクワッド>フライパンが最強武器!? スースク流のドタバタドラゴン退治は必見

2024/08/09 16:00 配信

アニメ レビュー

アニメ「異世界スーサイド・スクワッド」Episode5が放送Suicide Squad and all related characters and elements © & TM DC © 2024 Warner Bros. Japan LLC

ハーレイ・クインやデッドショットといったDCコミックスを代表するヴィラン(悪役)たちで構成される特殊部隊スーサイド・スクワッドが、剣と魔法の異世界で大暴れする「異世界スーサイド・スクワッド」(毎週金曜深夜0:30-1:00ほか、TOKYO MXほか/ABEMA・Prime Video・FOD・Huluほかで配信)。ワーナー ブラザース ジャパンが仕掛ける日本発の完全新作オリジナルアニメで、DCコミックスのキャラと異世界ファンタジーの魅力が味わえる異文化交流なミクスチャー作品。第5話は、物資補給のために訪れた地で、ドラゴンとのと派手なバトルが描かれた。(以下、ネタバレを含みます)

自由奔放なハーレイに、暴言マシーンなデッドショット


前話でラット・キャッチャー(CV:上田燿司)を完全KOしたハーレイ・クイン(CV:永瀬アンナ)たちスーサイド・スクワッド(スースク)は、首に仕込まれたタイマー爆弾の爆発を防ぐためにゲートへと到着。間一髪で72時間の猶予を稼いだスースクは、王国と帝国との戦争を終わらせるべく王国陣営としてさらに帝国軍を次々と撃破していく。しかし途中で弾丸が尽きてしまった一行は、補給のため、リック・フラッグ(CV:八代拓)が最初に異世界に降り立った地点へと踵を返すのだった。

弾丸が尽きたことで、いったん侵攻をストップせざるを得ない状況に陥ったスースク。とくに射撃をメインに戦うデッドショット(CV:山口令悟)にとっては深刻な問題だが、そんな彼の目の前で弾を無駄撃ちしまくり、銃痕でハートマークを作っては「見て! ハートマーク! 可愛い〜!!」とお茶目さをアピールするハーレイは、異端児だらけのスースクにおいても頭ひとつ飛び抜けた存在だろう。さらにハーレイは、一刻も早く弾丸補給に向かおうとするデッドショットを捕まえて、「お風呂入ってからでもいい?」と言い放つなど、どこまでも自由奔放。ひとたび戦闘になれば息はピッタリだが、それ以外ではまったくまとまりのないのがスースクの魅力であることを感じさせてくれた。

アニメ「異世界スーサイド・スクワッド」Episode5よりSuicide Squad and all related characters and elements © & TM DC © 2024 Warner Bros. Japan LLC


弾丸補給のために来た道を戻り、ひとまず拠点となる砦まで戻ってきた一行。砦を守っているのは、大監獄から抜け出した囚人たち。ちょうど宴会をしていた囚人に混じって一晩を過ごしたスースクは、翌朝彼らに別れを告げ、物資補給地点へと向かう。長い時間をかけ、ようやく目的地までたどり着いたスースクだったが、そこにはヘリをベースに巣作りをするドラゴンが待ち構えていた。さすがのスースクも、ドラゴン相手では正面から戦うことはできず、ひとまずは逃げるしかないのだった。

目的地までの道中は、人喰い植物の出現やロッククライミングでの崖登りなど、わりと過酷なもの。さらにようやく到着したらドラゴン登場と、ふつうならば心身ともにすり減っていてもおかしくない状況だが、そんななかでも終始余裕な表情を崩さないのはさすがスースク。それどころか、デッドショットとピースメイカー(CV:子安武人)は、ロッククライミング中に喧嘩する余裕さえ見せつけている。さらにデッドショットは、ドラゴンに変身しようとして失敗したクレイフェイス(CV:福山潤)に対して「ドラゴンも騙せねえでなにが映画俳優だ」と煽って喧嘩になるなど、こちらもハーレイに負けず劣らずのお騒がせキャラっぷりを披露している。序盤にはセシル(CV:福島潤)に対しても噛み付いており、リック・フラッグから「口も態度も何もかも悪いヤツなんだ。もう一生治らん」とお墨付きをもらうなど、口の悪さにますます拍車がかかってきたようだ。相手が誰であろうと、ところ構わずに煽り散らかすデッドショットには、SNSでも「言い方でかなり損してる気がする」「言ってることはわりと的確なんだよなw」などの声があがっていた。

アニメ「異世界スーサイド・スクワッド」Episode5よりSuicide Squad and all related characters and elements © & TM DC © 2024 Warner Bros. Japan LLC