時代劇“必殺シリーズ”の第23弾として、1985年にテレビ朝日系列で放送された「必殺仕事人V」(全26話)。BS松竹東急(全国無料放送・BS260ch)では、8月14日(水)昼3時より毎週月曜~金曜で放送を開始する。そこで今回は、本作のあらすじや見どころについて紹介していく。
表では一般市民として、裏では金で人殺しを請け負い、人々の恨みを晴らす“アウトロー”たちの生き様を描いた“必殺シリーズ”。1972年に放送された「必殺仕掛人」を皮切りに、「仕置人」「仕留人」「仕業人」「仕事人」などと呼び名を変え、30作以上が制作されてきた。
そして今回放送されるシリーズ第23弾「必殺仕事人V」では、藤田まことさん演じる中村主水(なかむらもんど)が仕事人として南町奉行所の定町廻りとして活躍。なお、本作より京本政樹演じる“組紐屋の竜”と、村上弘明演じる“花屋の政”の名コンビが登場する。
特に本作では竜の活躍がめざましい。組ひもを使い相手の首を絞め吊るす、という技が得意な竜だが、京本の持ち味である身体能力の高さや、当時では珍しい派手な衣装、そして色白で中性的なルックスは当時多くの女性ファンを魅了した。京本の長いキャリアの中でも、自身を代表する作品の一つとなっている。
また竜に限らず、他のメインキャラたちが各々得意とする方法で敵にとどめを刺していくシーンは、本作における最大の見どころポイントだ。仕事人がターゲットを仕留める際にはお馴染みのBGMが流れ、ダークヒーローたちが敵を仕留めていく。このお決まりの演出は観る者をスカッとさせ、本作の魅力をより高めている。
ある日主水は、「おまえのうらかせぎしってるぞ」と書かれた脅迫状が、知らないうちに自分の懐に入っているのを発見する。慌てて加代(鮎川いずみ)やおりく(山田五十鈴)に繋ぎを取るが、敵の正体やその目的は一切分からないまま…。そんな中、奉公所の上役である田中(山内としお)が何者かによって誘拐されてしまい――。
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