パンサー・尾形貴弘がニッポンの名物・どんぶりを紹介する番組「パンサー尾形のどんぶり旅~ニッポンのうまい!にサンキュー~」(毎週土曜朝10:30-11:00[BSJapanext<263ch>]、毎週土曜7:00-7:29[BSフジ])の第4回が、8月10日に放送された。前回に引き続き秩父・長瀞で夏を満喫しながら、ミッションをこなしてどんぶりを探して旅をする。
尾形がやってきたのは、秩父農工科学高等学校。広い敷地を歩きながら、大木圭先生に話を聞く尾形。1900年創立と長い歴史を持ち、現在約700人の生徒が在籍している大きな学校であり、秩父の産業を支える未来の人材を育成しているのだそうだ。大木先生が運んでいたカートに入っていたのはトウガラシ。
「腐るほどメキシコで食ってきましたよ!」と肩を落とし、「変なものを持って来ないでくださいよ!!」と謎に大木先生へ当たる尾形。どうやら芸人の性として、目の前にトウガラシが出てきたら食べてリアクションせずにはいられないようだ。しかしひと口含んでみたところ、「全然辛くないんだけど…なんで?」と戸惑いを見せる尾形。それもそのはず、大木先生が運んでいたのは全く辛くない「甘長トウガラシ」という品種だ。尾形は1人空回りした恥ずかしさから、「辛いの用意しておいてよ!」と大きな声をあげるのだった。
案内していただいたビニールハウスでは、「ちちぶ山ルビー」というブランドのぶどうを育てているという。作業中の生徒たちとふれあいながら目にしたぶどうは、実が楕円形で細長く、綺麗なルビー色をしていた。旬には少し早いということだが、ひと口いただけることに。
手に持って食べようとしたところで、お約束のミッション「39秒ノーカット食レポ」が襲いかかる。甘味や酸味、愛情が込められていると必死に食レポするものの、残り7秒ほどからは「おいしい」しか言えなくなってしまった尾形。先生は成功扱いとしてくれたが、一部の生徒からは「うまいしか言ってないじゃないですか」とストレートな意見が出て失格に。「39点」と“サンキュー”にちなんだ評価に、尾形は「俺より面白いこと言うなよ…」とこぼしつつビニールハウスをあとにした。
ソフトボール部の練習に参加するなど、たっぷりと運動した尾形は長瀞の商店街へ向かう。そば屋のカレーライスに目移りしつつ、「どんぶりじゃなきゃ食べられないって言われて…」と泣き言をもらしながら歩く尾形。
練り歩きながらたどりついたのは、秩父地方で昔から伝わる冬の保存食「しゃくしな漬」のお店だ。試食させてもらいながら地ビール「凄いシロクマ」を飲もうとする尾形…に、当然課されるミッション。「もういいよ…お返ししますこれ…」と肩を落としたが、逃げられずに「39秒ノーカット食レポ」ミッションがスタートする。
「酸味がジョワーってきますね!」「シロクマです!ガオーッ!!っていう感じです!んンーーッ!」と最大ボリュームの声量でアピールするが、ミッション終了直後には「キツいわ、39秒食レポ…味なんもわかんないんすよ、言うこと考えて…」と早くも落ち込む尾形。店員さんの評価も50点ということでミッション失敗だったのだが、せめても前に進むべく「おすすめのどんぶり飯ってなんかないですかね」と聞いてみる。すると、秩父牛のどんぶり屋があると聞いた尾形はさっそく向かってみることに。
やってきたのは「牛ロース丼」を置いているという「ぎゅうや」。黒毛和牛とホルスタインをかけあわせた秩父牛は発酵飼料で育てられ、臭みが少なくやわらかい肉質を持つ。運ばれてきた特製牛ロース丼は柔らかくも食べ応えのあるお肉になっているということで、期待に目を輝かせて箸を伸ばす…というところでいつものミッション。もはや定番、お約束の展開だが、尾形は「もういいよ~だからそれ…」と不満たらたらだ。
「サンキューって言わなくなるからね?そんなに言うと…言いたくないですよ…」とスタッフに訴えつつ、「39秒ノーカット食レポを成功させろ!」へ挑む尾形。柔らかさと旨味に言及しつつ、終わり際には言うことがなくなったのか「なんなんですかこの…旨味がギューッと凝縮されて…ですぅ…」と尻切れトンボに終わってしまう。
しかし「ぎゅうや」の店員・川田はる代さんは、レポートのなかで秩父牛の特徴について触れていたため成功という評価。尾形はここぞとばかりに「やっぱり『ウマーい!!』でいいんですよ!そんなに細かいこと言わないで!」と自身の食レポスタイルの正当性を強調し、牛ロース丼を満喫するのだった。
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