コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『世界一臭い食い物を食う』を紹介する。作者のべし太郎さんが、7月18日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、6万件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、べし太郎さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
スウェーデンの伝統料理であるシュールストレミングは世界一臭い食べ物と言われている。シュールストレミングを買ったべし太郎さんは、これを食べるために友人を数名集めた。しかも臭いで問題が起きないように、わざわざ山奥の森に集合させるなど計画はばっちりだ。
値段は7000円程度と缶詰にしては高価で、食べ物なのに危険物扱いで輸入されているというシュールストレミング。爆発すると悪臭で飛行機が大変なことになるから…という事情らしい。
いよいよシュールストレミングを開いていく。ネット情報に従ってバケツに張った水へ沈めながら缶切りで開封すると、「プシュ」という音とともに食べ物の臭いとは思えない匂いが広がる。べし太郎さんいわく、「数日も放置されてる仮設トイレの臭い」だとか。
10数メートル離れている場所にまで悪臭は広がり、同行してきた友人たちは阿鼻叫喚。しかも手袋をせずに原液に触れてしまったべし太郎さんの手は、強烈な臭いのする“嫌な毒手”に生まれ変わってしまった。 開封するだけでも一苦労なシュールストレミング。味はどうかと実際に食べてみると…。
この漫画を読んだ人たちからは、「レポートがリアル過ぎて…」「もはや食べ物ではないのでは…」「これは絶対食べたくない…」「家の中で開けたくない缶詰ランキング1位」など、多くのコメントが寄せられている。
――『世界一臭い食い物を食う』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
当時ゴールデンウィークだったんですが折角なんで面白いことをしたいなあと思ってノリで買ったのがきっかけですね。
――原液に触れてしまった際に、“嫌な毒手の誕生”と表現されているのが非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
言葉選びとかは特に意識して描いています。いろんな体験をしても笑って読めるような読みやすさを心がけています。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
水の張ったバケツの中で開けたんですが、うっかり手袋をせず原液に触れ開けたため手が臭くなってしまったんですがその際”嫌な毒手の誕生”と表現したシーンは気に入ってます。
――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか?
レポ漫画を中心に描いているのですが、友人やフォロワーの方から教えてもらったりすることが多いです。
――作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか?
あまり画力がある方ではないのでなじみやすくて読みやすい構成や絵柄を意識してます。
――今後の展望や目標をお教えください。
現在仕事の片手間にSNSで絵を上げているような形なのでもっと有名になって絵をお仕事できるようになりたいですね。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
これからも面白い作品を公開しますので楽しみにしてください!
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