眞島秀和、20代キャストとの共演が刺激に ドラマ&朗読劇でタッグを組んだBUDDiiSは「個性があってかわいらしい」<ROOM>

2024/08/15 07:30 配信

ドラマ インタビュー 独占

朗読劇とドラマの“オサム”は「全くの別物だと考えています」


――改めて、朗読劇出演時を振り返ってみて、いかがでしたか?

とても新鮮でした。というのも、今回は1回だけ打ち合わせやリハーサルを行う日があったきりで、すぐに本番という流れだったんです。今まで、朗読劇でも何日か稽古をしてから本番日を迎えていたので、“撮って出し”のような感覚でやるのもあるんだなという新鮮さがありました。

それに加えて、興行を打つ側としてはスケジュールを合わせやすいという側面もあるだろうなと。そうすると、ファンの多いキャストも捕まえやすいじゃないですか。これはいいアイデアだなと思いましたね(笑)。

朗読劇とはいえ、途中で言い間違えることもあるのですが、そういったトラブルが起きたとしても、見に来てくださったお客さまが楽しんでくれるというのが、こういう企画の面白さなんだなと感じました。

――今回は朗読劇で一度オサムという役を演じてから、ドラマでも再びオサムを演じました。

この二つを、僕は全くの別物として捉えていて。朗読劇では女性の役を含め、それぞれいろんな役を演じました。ドラマの中には朗読劇の中に出てきたいくつかのエピソードが登場しますが、朗読劇のオサムとドラマのオサムは、全くの別物だと考えています。

――それでは、ドラマで演じたオサムはどのような人物ですか?

一言で表現するのであれば、うだつが上がらないおじさんです。たまたま最初の作品が売れただけの作家なのですが、書けないのに言い訳をしながら逃げているじゃないですけど、仕事も人生もこじらせてしまっている人物です。

演じている中で、木下さんの本が魅力的だなと思った部分があって。例えば「奥さんが犬を連れて出て行った」とかって、そこで具体的に何が起きたというのは決して出てこないんです。

パーソナルな部分は出さないんだけれど、何かしらを抱えているキャラクターたちがリゾートホテルに集っちゃって…という今回の物語は、木下さんの人や物に対する見方が表れている気がしますし、コメディー要素もあり、すごく読後感の良い作品になっているんじゃないかなと思います。

関連番組