石原まこちんの人気コミックスを映像化した伝説の脱力系コメディー「THE3名様」。佐藤隆太、岡田義徳、塚本高史が演じるジャンボ、まっつん、ミッキーという個性的なフリーター3人組が、深夜のファミレスで他愛ない会話を繰り広げるだけ、というゆるい内容が話題となった本作は、5月からFODで配信された2年ぶりの新作となる連続ドラマ「THE3名様Ω」で再び人気が沸騰。
7月から地上波でも放送中(毎週水曜深夜0:25-0:55、フジテレビ)と盛り上がりを見せるなか、8月30日(金)には連続ドラマに続く新作「映画 THE3名様Ω ~これってフツーに事件じゃね?!~」が公開! ということで、本作について佐藤、岡田、塚本にインタビュー。仲のいい3人だからこそのハイテンションなトークが続々。映画にサプライズ登場したゲスト・櫻井翔についても明かした。
――当初はDVDリリースのみの展開だった「THE3名様」シリーズが今回「THE3名様Ω」となって連続ドラマに。FODでの配信のみならず地上波でも放送中と、反響はいかがですか。
佐藤:特に何も言われないですね(笑)。本当に配信されているんですかね?
塚本:実は配信されていないんじゃない(笑)。
岡田:ドッキリじゃないですよね(笑)。
佐藤:あはは! いや、ちょっと冗談を言いましたけど。いろいろ喜んでもらえているなというのはいろいろな形で伝わってきています。以前から見続けてくれている方はもちろん、びっくりしたのが、地元のすごく付き合いの長い友人が「『THE3名様』見ているよ」と言ってくれて。それこそ子どもの頃から僕のことを知っている友人ですよ。しかも、「THE3名様」を見るためにFODに入ったらしくて、それはすごくうれしかったですね。
塚本:そのために⁉ それはうれしいね~!
岡田:ね、すごくうれしい報告! あと、(反響は)見ていない人からも。
佐藤:見ていない人から、反響あるの⁉(笑) どういういきさつ?
岡田:何かポスターを見かけたみたいで「あの3人のやつ、楽しそうだね。ちょっと見てみるわ」ということをね。これからの人でした!
佐藤:そういうことね! 本当にありがたいよね。
――「THE3名様」には、DVDシリーズからの根強いファンの方が多いですよね。
塚本:「THE3名様」のファンの方、僕らは“THEファン名様”と呼んでいるんですけど、すごく細かい感想を伝えてくれるんですよ。例えば、今作(新ドラマ)でも「1話のミッキーが~」とか「そんなところまで見てくれているんだ!」という部分を言ってくれるんですよね。
佐藤:分かる!
岡田:みんな指摘が細かいんだよね。
塚本:そこが熱いなと思いますね。一味違う見方をしてくれるのは、すごくうれしいですね。
岡田:だからこそ力を抜けないですよね。
――8月30日(金)には、そんなファンの方も待望の新作映画が公開に。細かいところまで見てくださるファンの方にも注目していただきたい見どころを挙げるとしたら、どんなところでしょうか。
塚本:見どころ、と言われると難しいなぁ。いろいろ細かいことはやっているんだけど、特にあえてここ!というところではなく、随所に小さいことをいっぱいやっている感じですね。
岡田:そのなかでもこだわったところはありますか?
塚本:こだわったというわけではないけど、やっぱり2年前(※12年ぶりの新作となった映画「THE3名様 ~リモートだけじゃ無理じゃね?~」)もそうだったけど、昔と違ってテーブルでタバコが吸えなくなったり、座席の背もたれの高さが違ったりして、ミッキーとしては立ち振る舞いとかが多少変わりましたよね。
本来のミッキーではないスタイルなのかな、と思うところもあったけど、それをなんていうのかな。現代に合う座り方とか? そういう違いを見てもらうのは面白いかもしれないですね。新作になっても、お行儀のいい座り方ではないですけど(笑)。
岡田:(笑)。でも、ダメな人を見ないと、ダメって分からないですから。
塚本:そう! これはダメだよって言える例を、ミッキーはやっているわけですよ(笑)。
岡田:そういう役割も「THE3名様」は担っていますから!
塚本:いいこと言いますね。あれ、これ教育番組なの!?
佐藤:(笑)。DVDシリーズが始まったのがもう19年前だから、当時見てくださっていた方が「今は子どもと一緒に見るようになりました」と言ってくれたりもするし。そういった意味でね、これを教材として使ってもらえたら!
塚本:ファミレスでミッキーみたいな座り方をするお子さんとかね。「ミッキーがこう座ってたもん」「あれはダメなの」って言えますからね。ダメな例を身をもって表現しています(笑)。
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