aespa、史上初の海外女性アーティスト2年連続の東京ドーム公演開催 スペシャルな演出に9万4000人が熱狂

2024/08/19 13:13 配信

音楽 アイドル

「2024 aespa LIVE TOUR - SYNK : PARALLEL LINE - in TOKYO DOME -SPECIAL EDITION-」よりPhoto by Seitaro Tanaka

ソロ曲ではアップデートされた衣装も見どころに


中盤の目玉は、4者4様のカラーを見せたソロ曲で、GISELLEの「Dopamine」は彼女自身が作詞・作曲に参加したR&B曲。新しい深紅のドレスに金髪がよく映える。KARINAは、ヒップホップを用いた自身作詞の「UP」を披露。フェミニンな印象の彼女が、鋭い眼差しで上着を脱ぎ捨てると大きな歓声が上がり、格好良さを見せる。

NINGNINGは自身が作詞と振付に参加したR&Bダンス曲「Bored」で、ダンスもじっくり披露。WINTERは作詞・作曲を手掛けたEDMテイストの「Spark」で布にシルエットを映し出す演出を効かせる。ソロ曲では、それぞれの衣装がアップデートされたのも見どころとなった。

「Hot Mess」からは、一気に楽しいムードに。この曲が表題曲となった日本デビューシングル「Hot Mess」はオリコンデイリーチャート1位、ウィークリーチャート2位を獲得し、日本での人気を実証。8月18日付けのオリコンデイリーチャートでも再び1位の座に返り咲いている。

「Hold On Tight」でさらに楽しさを加速させると、日本オリジナル曲「ZOOM ZOOM」をこの東京ドームで初披露。大勢のダンサーと作り上げるパフォーマンスは、東京ドームらしいスケールの大きさを見せつける。さらに、東京ドームで新たにセットリストに加わった「Spicy」と「YOLO」にファンは大喜び。

「YOLO」と「Live My Life」では、メンバーたちが2手に別れてトロッコでアリーナを周り、ファンと一緒に盛り上がる。「We Go」は、aespaからファンに「コーラス部分を歌う」という宿題が出されていた曲で、MC時に練習も行われたが、本番ではファンが大きな声でシンガロングして盛り上げ、メンバーたちも会場にマイクを向けてファンを鼓舞していく。

インターバルに登場したのは、aespaの仮想世界を語る上で欠かせない、aespaとae-aespaを導く存在、naevisのソロパフォーマンス。2023年のツアーでは、aespaとae-aespaがSYNKした演出が話題となったが、今後このnaevisがaespaaespaの音楽世界にどのように関与してくるのか期待させる演出となった。

「Trick Or Trick」からは、ラストスパートに突入。イントロから大歓声が起こった「Next Level」は、ロックバージョンに進化。ビルボード「ワールドアルバム」チャートで1位を獲得した韓国最新アルバム『Armageddon』のタイトル曲「Armageddon」で本編を終えた。

ラストにはファンからのサプライズも


アンコールには、ピンクのブタの着ぐるみパジャマを着たメンバーが、フロートに乗ってアリーナフロアに登場。爽やかな「BAHAMA」で盛り上げると、バラード曲「You」でしっとりしたムードに。メインステージに戻ると、ブタの衣装で格好良くポーズを決めてファンを喜ばせる。

最後のあいさつでは、NINGNINGが「東京ドームで公演するのは久しぶりですが、ここでまた公演ができて光栄です。こんなに大勢の皆さんが一つの空間に集まって、私たちの音楽を聞いて、ダンスを見てくださるのは感動です。私たちはこの機会を大切に思っています。次にまた東京ドームで公演することができたら、頑張ってさらに良い公演を準備したいと思います。そのときは、また来てくださいね」とコメント。

KARINAは「去年に続いて東京ドームで公演ができて、とても楽しかったです。まだ信じられません。リハーサル中はすごく緊張していたのですが、本番が始まると楽しくなりました。これも皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。前回の東京ドーム公演と比べてどうだったか気になっているのですが、ベストを尽くして準備したので、皆さんにとっても楽しい時間になったらうれしいです。これからも私たちはベストを尽くす姿をお見せしますので、いつも私たちと一緒にいてくださったらうれしいです。本当に大好き! 私の世界はMY(aespaファンの呼称)です!」とファンに愛を伝える。

WINTERは「皆さん、楽しかったですか? 私も本当に、ホンマに楽しかったです。皆さんがこうして私たちのエネルギーをいっぱいにしてくださったので、今日は幸せな気分で公演ができました。イェーーイ! 今日の公演は本当に楽しかったです。大好きだよ!」とキュートに思いを語る。

最後に、GISELLEが「今年もこうして東京ドームでaespaだけのコンサートができるって、すごいことです。皆さんのおかげです。本当に本当に感謝しています。ありがとうございます。いつもMY J(日本のaespaファンの呼称)の皆さんが私たちを応援してくれているのを知っているから…待っててね!」と感謝の言葉をファンに送った。

最後の曲となるバラード曲「Melody」をセンターの円形ステージで歌っていると、ファンからaespaへのサプライズが。4万7000人、1人1人がスローガンを掲げ、メンバーたちも大感激。1年ぶり2度目の東京ドームも満員にして、確かな成長を実感させたaespa。彼女たちのこれからの日本活動と、3度目の東京ドームが待ち遠しくなるライブだった。

「2024 aespa LIVE TOUR - SYNK : PARALLEL LINE - in TOKYO DOME -SPECIAL EDITION-」よりPhoto by Seitaro Tanaka

関連人物