10月スタートのカンテレ・フジテレビ系の月曜夜10時枠“月10ドラマ”は、趣里が主演を務める「モンスター」(毎週月曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)に決定。趣里は、本作でゴールデン・プライム帯連続ドラマ初主演となる。
本作は、“常識”にとらわれず、“感情を排除”して相手と向き合う得体の知れないモンスター弁護士・神波亮子(かんなみりょうこ)が、時に法が追いついていない令和ならではのさまざまな問題と向き合い、まるでゲームのように法廷闘争に立ち向かう、異色のリーガル・エンターテインメント。
物事の本質を見抜き、独自の解釈のもと裁判を掻き回す型破りな“モンスター”だからこそ、人間が訳もなく悪意に満ちてしまう、“モンスター”になる瞬間を見逃さず、冷静に事件を解決に導き、周囲の価値観を覆しながら影響を与えていく。
趣里が演じる神波亮子(かんなみ・りょうこ)は、幼い時に母親を亡くして以来、父親と二人で暮らしてきた。ずば抜けた才能と、裁判傍聴による莫大な知識を備えていた彼女は高校3年生で司法試験に一発合格。しかしその後、父が突然の失踪。亮子はその理由をなぜか追求することはなく、法曹界にも進まず、一人で暮らしてきた。
そんな時を経て2024年。彼女はひょんなことから、弁護士として働くことを決め、とある法律事務所へ。ゲーム好きであった彼女は裁判もゲーム感覚で、勝つことは当たり前。勝つためなら手段を選ばず、一見不可解な行動をとったり、相手が目を背けたくなる真実も躊躇することなく突きつける。そして、ハラスメントやルッキズム、生殖医療など、現代が抱えるさまざまな問題にも臆することなく挑み、彼女独自の答えを導き出していく。
法律はゲームの道具にすぎず、ただ法律を俯瞰して、勝利のために利用するだけ。このドラマは、型破りな“モンスター”主人公が、人間誰しもが持つ、自分でも理解しがたい“闇”や“モンスター”な部分を見逃さずに捉え、物事の真実を突き止めていく物語。最強モンスター弁護士は、現代社会にはびこるさまざまな課題をどう捉え、そのゲームにどう勝利していくのか?そして彼女はなぜ法曹界の“モンスター”となったのか?本当の“モンスター”の意味とは。
また、脚本は橋部敦子が手掛ける。橋部作品の魅力は大きな事件こそ起きないものの、登場するキャラクターが魅力的で、そのセリフの一つ一つに力がある。心地よい会話劇の中で、不意に心を打たれるシーンも少なくない。橋部の代表作の一つ「僕の生きる道」(2003年、フジテレビ系)ほか“僕シリーズ3部作”は、社会現象にまでなった名作ドラマだが、今回「僕の生きる道」で監督を務めた三宅喜重と橋部が再タッグとなる。