渡辺直美演じる主人公・河東カンナが育児に仕事に夢に全力でぶつかっていく姿を描くドラマ「カンナさーん!」(TBS系)。カンナさんが教えてくれる“自分らしさ”の見せ方って?
カンナが働くアパレルブランド「ガーリー・セバスチャン」の閉鎖が決定。デザイナーの夢をあきらめきれないカンナは別部署への異動話を断るも、元上司の美香(山口紗弥加)の力添えもあり、会社にデザイナーとして残れるチャンスが巡ってくる。しかしデザインコンペで闘う相手はなんと、後輩の翔子(トリンドル玲奈)。
9話(9月12日放送)では、一発勝負のコンペに向けて翔子は新たなブランドの客層や売れ筋アイテムを熱心に研究。一方カンナは「ガーリー・セバスチャン」の路面店へ。実際に店舗に立って服を買ってくれるお客さんに接し、自分の本当にやりたいことを再認識する。
そして迎えたコンペ当日。「価格設定15万円のパーティードレス」という課題に合わせ、カンナと翔子はそれぞれ客層に合った高級志向のデザインを用意する。しかし実制作の最中、カンナは「自分らしさで勝負しないと意味がない」とデザインをがらりと変更。客層とはまったくマッチしないミニ丈ドレスを作りあげる。
周囲に求められるもの、自分自身がやりたいこと。優先すべきはどっち?
仕事で崖っぷちに立たされたカンナ。オフィスファッションではこれまで以上に個性を発揮! ある日のチョイスはイエロー、グレー、ホワイトの配色が超個性的なワンピース。カンナが「大好き」というフリルもふんだんに取り入れたアートのような一着で、オフィスの中でもまったく埋もれない!
なんとも夏らしいスイカ&ヤシの木柄のノースリーブワンピは同じくスイカのようなオレンジ系リップと合わせて。ヘアアクセ&イヤリングには清潔感ある白のアイテムをチョイス。
そして運命のコンペ当日、カンナがチョイスしたのは“勝負の赤”。黒に赤の差し色が効いた肩紐ワンピースに、女の子らしい赤のギンガムチェックのシャツを合わせるコーディネート。
渡辺直美専属スタイリストで、「カンナさーん!」ではカンナの衣装も担当する大瀧彩乃さんは「黒を取り入れてもどこかポップさを出したいと思い、赤いギンガムチェックを合わせました」と解説。渡辺直美自身も「勝負の恰好ということで、赤を着て臨みました! 真っ赤なんだけど地が黒なので、派手に見えないところがいいなと思います」とお気に入りの様子。そして実は、下に着ているチェックシャツは渡辺の私物でワンピースなんだそう。
「今回カンナの衣装に私服をかなりたくさん提供していて。この夏に着ようと思っていた服をほぼ渡しているので、最近の私服はもっぱらジャージです(笑)」(渡辺)というとおり、本作では渡辺の私服がたびたび登場するのでチェックしてみて!
コンペの結果、選ばれたのは翔子だった。
会社に売り上げで貢献できるデザイナーになるなら“求められるデザイン”“売れるデザイン”を提供するべき。それは分かっているけど、自分でも着たい服、自分じゃなければ作れないような服を作りたい。業界は違っても同じような葛藤を抱えている人は少なくないはず。そんな人たちの背中を、カンナが力強く押す。
「わたしは自分らしくいつづける。麗音と笑顔でいるために」
カンナにとって大切なのはデザイナーの夢と、愛する息子・麗音(川原瑛都)。これが絶対にブレないのがカンナの強みであり、魅力。ときには勇気を出して、カンナさんのように「大切なもの」「やりたいこと」を基準にしてみるのもありかも。
いよいよ次回(19日放送)は最終回。礼(要潤)とやり直せそうな雰囲気になったのもつかの間、クライアントの倒産のあおりを受け、礼の会社が多額の借金を背負うことに。カンナと礼、麗音の3人家族にハッピーエンディングは来る?
そんな最終回では、これまで以上に超個性的なファッションが登場。カンナワールドの真骨頂を味わおう!
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