リドリー・スコットが製作を務めた映画「エイリアン:ロムルス」が、8月16日にアメリカで公開され、週末3日間(8月16日~18日)で興行収入4150万ドル(約61億円)を記録し、話題となっている。今回は、この人気爆発直前に行われたワールドプレミアのリポートと、撮影の裏側を捉えた特別映像が公開された。
全米公開に先駆けて日本時間8月12日にアメリカ・ロサンゼルスのTCLチャイニーズ・シアターで開催されたワールドプレミアでは、本作に出演したアーチー・ルノー、イザベラ・メルセード、スパイク・ファーン、アイリーン・ウー、そしてフェデ・アルバレス監督と製作のリドリー・スコットが登場した。
フェデ・アルバレス監督は、「映画を作ることの一番の喜びは、僕にとってはまさにこの瞬間に集約されるね」と興奮気味にコメント。
また、映画界の巨匠が「エイリアン」シリーズを手掛けてきたことについては「僕の大好きな監督たちがみんな『エイリアン』映画を撮っていたので、僕にとってこれほど光栄なことはないよ」と、先人たちへの敬意を表した。
シリーズ第1作の監督でもあるリドリー・スコットは、そんなフェデ・アルバレスに「彼は興味を引き付ける作品を書く脚本家で、作品歴も優秀だし、監督作品も私は気に入っている。『エイリアン』の監督に完璧だと、私は思ったね」と称賛の言葉を送った。
この度、新たな「エイリアン」の撮影の裏側に迫る新映像が解禁。グリーンバックやCGIを極力使わないことで生み出す極限のリアリティーと緊張感が伝わる映像となっている。
まず、名優シガニー・ウィーバーが演じた伝説の第1作目「エイリアン」の撮影当時に立ち返り、新たな映画を誕生させたというキャスト、スタッフ陣の語りから始まる。
本作では1作目を踏襲して、エイリアンとの密室空間での戦いを1作目と同様グリーンバックなしで撮影。無重力でのアクションシーンは実際にキャスト本人がワイヤーアクションを実践し、撮影に臨むにあたり数週間に及ぶトレーニングが行われた。
また、本編に映し出されている全てのセットは一から建てられ、そのセットはなんと360度どのアングルからでも撮影できるほど緻密に設計されている。自身もシリーズのファンだと公言するフェデ・アルバレスのこだわりが詰まった撮影方法が収められた貴重なメーキング映像となっている。
なお「エイリアン」(1979年)はディズニープラスにて配信中。
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