<転スラ>懐かしキャラが続々登場、勇者・マサユキとリムルの初対面の行方は……

2024/08/22 11:12 配信

アニメ レビュー

アニメ「転生したらスライムだった件 第3期」第66話が放送(c) 川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会

サラリーマン・三上悟がスライムのリムル=テンペスト(CV:岡咲美保)として異世界に転生、さまざまな種族が共に暮らせる理想の国作りに奮闘する「転生したらスライムだった件」(毎週金曜夜11:00-11:30ほか、日本テレビ系ほか/ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Lemino・TVerほかで配信)。2021年以来となるTVアニメシリーズ第3期では、「魔王達の宴(ワルプルギス)」を経て正式に魔王となったリムルの元へ、魔物を敵視する神聖法皇国ルベリオスの聖騎士団長・ヒナタ(CV:沼倉愛美)が訪れる「聖魔対立編」が描かれ、2クール目からは開国祭に向けての「魔都開国編」が描かれている。第66話(第3期18話目)「千客万来」は、開国祭を目前に控え、来賓が殺到するテンペストの様子が描かれた。(以下、ネタバレを含みます)

ヨウム×グルーシスの喧嘩芸に「尊い」の声


開国祭を目前に控えたテンペストは、各国から次々と要人が集結し、リムルとの会談に望んでいた。ブルムンド国の国王と両国のさらなる友好を確認しあうと、続いては武装国家ドワルゴンの国王であるガゼル・ドワルゴ(CV:土師孝也)と会談。ガゼルは西方聖教会の態度が変化した件についてリムルを問い詰め、小言を言いつつも親交を深める。そして最後は、ファルムス王国改めファルメナス王国の新国王となったヨウム(CV:細谷佳正)ら一行。リムルは、テンペストがファルムス王国に課していた賠償金の支払いを撤廃することを告げるのだった。

冒頭から新キャラクターや懐かしいキャラクターたちが続々と登場。ブルムンド国の国王であるドラム・ブルムンド(CV:蓮岳大)はシリーズを通じて初めての登場で、リムル曰く「絵本から出てきたみたい」なビジュアルが印象的。温厚で人当たりも良さそうだが、しっかりと自国の利益を考えながら動いているあたり、意外と抜け目のない王なのかもしれない。またガゼルも久しぶりの登場で、魔王となったリムルに説教したり、最後に残ったドーナツを遠慮なく食べてしまうなど、相変わらずの傍若無人っぷりを見せつけた。ヨウム一行に至ってはさらに久しぶりで、正式に妻となったミュウラン(CV.種崎敦美)との関係性や、グルーシス(CV:日野聡)との喧嘩芸も披露するなど、懐かしくもほっこりとさせてくれた。これにはSNSでも「喧嘩するほど仲がいい」「ヨウムとミュウラン尊いw」などの声が寄せられていた。

ユウキと久しぶりの再会。とても仲良しな雰囲気だけど……

アニメ「転生したらスライムだった件 第3期」第66話より(c) 川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会


ひとしきり会談が終わり時間ができたリムルは、イングラシア王国へと出向きユウキ(CV:花江夏樹)と会う。近況を報告したリムルがユウキを開国祭に誘うと、ユウキも参加する気満々。またユウキはここで、腹心であるカザリーム(CV:石川由依)を、遺跡発掘を専門とする「カガリ」としてリムルに紹介する。ちょうどクレイマン(CV:子安武人)の領地から見つかった遺跡の処置について考えていたリムルは、カガリに遺跡発掘への協力を依頼するのだった。

リムルとユウキの再会もまた久しぶり。表向きは友好関係を築いているふたりだが、ユウキはこれまでいろいろと暗躍しており、言ってしまえば本作の黒幕的存在でもある。リムルがユウキのことをどこまで疑っているかは不明だが、会話に駆け引きしている様子はなく、現時点ではあまり気に留めていないのかもしれない。ユウキもまた、現在のところリムルとことを構えるつもりはないため、ふたりしてヒナタのお堅い性格を揶揄するなど、会話はじつにほのぼのとした雰囲気だ。ただ一方で、カガリを「遺跡発掘のスペシャリスト」として紹介したことにより、クレイマンの遺跡発掘に関与することになったのは事実で、おそらくこの流れはユウキが意図的に仕組んだものと思われる。これがのちにどう影響してくるのかは分からないが、改めてユウキは一筋縄ではいかない相手だということを感じる一幕でもあっただろう。

アニメ「転生したらスライムだった件 第3期」第66話より(c) 川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会