漫画やアニメ、ゲームといったコンテンツと並び、今や日本が誇る文化として、海外でも広く親しまれているコスプレ。7月28日には、世界最大規模のガレージキットの祭典として知られるイベントの最新回「ワンダーフェスティバル2024[夏]」(ワンフェス)が千葉・幕張メッセにて開催され、大勢のサブカルファンが来場。ホール内はもちろん、屋外に設けられたコスプレエリアも終日、大盛り上がりとなっていた。
WEBザテレビジョンでは、そんな「ワンフェス」を彩ったコスプレイヤーたちにインタビューを実施。それぞれの「コスプレに対するこだわり」などを話してもらった。
今回はポージングにこだわりました。このキャラの場合、裸足が一番写真映えすると思ったので、裸足になりつつ、脚を長くきれいに見せられるように背伸びもしながら撮影に挑みました。おかげで絶賛筋肉痛です(笑)。
衣装は元絵を参考にしながら作りましたが、より自身の体形にフィットするよう、ところどころ改造しています。それと今回は足元の装飾を自作で用意しました。小道具制作は初めての経験でしたが、いろいろと発見もあり、楽しく取り組めました。
作中でも特に好きなキャラクターで、“度し難い”ダウナーな雰囲気を出しながらも、メークは濃くなり過ぎないように気を付けました。また、撮影時には感情が表に出ないよう、表情を抑えることも心掛けました。特徴的なウイッグはスプレーワックスで固めてきたので、かなり強固になっています。衣装は既製品を改造したものですが、自分の身長が170cmであるのに対し、オーゼンは2メートル超えの長身なので、ヒールを履いたりして身長差を埋めることも意識しました。
「ワンフェス」とは、プロ・アマチュアを問わず、誰でもフィギュアや模型といった造形物を出展・販売できる催しとして、多くのサブカルファンから親しまれている大型イベント。毎年2月と7月に開催され、その都度、異なるテーマを打ち出しているが、この度の「ワンフェス2024[夏]」ではゴジラ誕生70周年記念として、特別ブース“東宝特撮ワンフェス”を展開。ゴジラをはじめ、さまざまな東宝怪獣やメカに関連した展示であったり、会場限定商品の販売が行われ、好評を博していた。
こうして大盛況のうちに終了した「ワンフェス2024[夏]」に続き、2025年2月9日(日)には「ワンフェス2025[冬]」の開催が決定。もちろんそれまでの期間にも、コスプレが楽しめる大型イベントは全国で多数開催予定で、いずれも盛り上がることが予想される。
はたしてこれらのイベントでは、どのような漫画、アニメ、ゲーム、特撮などのコスプレに人気が集中するのか? 今のうちからトレンドを分析しておき、会場で答え合わせをするのも面白そうだ。
◆取材・文=ソムタム田井