続く櫻井は、まず中学2年生の座る場所を尋ね、そちらの方を見詰めながら「僕がちょうどジャニーズ事務所に入ったのが、中学2年の10月だったから、ちょうどみんなぐらいの時だったかなと思います」と一言。次に高校3年生の座る場所を尋ねた櫻井は「僕が嵐になったのが高校3年の9月だったから、ちょうどみんなぐらいだったかなと思います」と、親身になって話し出すと、しっかりと聞き入る生徒たち。
そして「かなり特殊な学生生活を送ったから、同じようなことを話すことは難しいかもしれないんだけど。こうして時間を頂いて、ましてや先生方のいる中で、なかなか申し上げにくいところもありますけども」と前置きした上で、「そんな中で僕が(学生時代に)感じたのは、ドラマのせりふにもあった『学校が社会の全てじゃない』ということです」と明かした。
「もしかしたら学校の外にも別の社会があるかもしれない。もし友人関係で困ったりしてたら、もしかしたら、ここじゃない外に、仲間がいるかもしれない。それは僕にはジャニーズの仲間だったんだけど」と自分を例えに話す櫻井。
「将来の夢を考えたときに、また別の場所にやりたいことがあるかもしれない。やりたいことが見つかったとして、楽しいことと結びつかないかもしれないし、結果として成功と結びつくことがないかもしれない。だけど、その“チャレンジしてみる”ということが、違う社会への第一歩かなと僕は思っています。
もちろんさっきお話を聞いたように、スポーツなどを頑張っているみんなには、それに本当に真剣に打ち込んでほしいなと思います。でももし、学校というものの中でギューってなっちゃったら、その外にも、大きな世界が広がってるかもしれないから、そっちに一歩足踏み出してみるのもいいんじゃないかなぁと思っています」と優しくも熱いエールを。「すいません、なんか変な話をしてしまいまして」と照れながらも、自分の経験から真剣な気持ちを伝える櫻井に大きな拍手が送られた。
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