――これからのお仕事としては、まず9月に『ACTORS☆LEAGUE in Basketball 2024』がありますね。
これまで一度もゴールを決められていないので、まずはそれが目標です。ずっとサッカーをやっていて、バスケは初心者なんですよ。サッカーと違って手を使うし、経験者が全力でドリブルしてくると怖くて、うぉ〜って避けちゃうのも克服したいですね(笑)。
――同じく9月には、ミュージカル「黒執事」~寄宿学校の秘密 2024~も上演されます。
エドワード・ミッドフォードという役柄は、これまで僕が演じてきた役とはまた違ったキャラクターなので、新しい自分を見せられることにワクワクしています。
応援してくださっているファンの皆さんから「どんな舞台になるのか楽しみです」といった声をいただくのですが、その期待を超えられるように、準備期間を大切に過ごしながら、「黒執事」の世界観を楽しんでいただけるように頑張りたいです。
「黒執事」では“テニミュ”で共演した塩田一期くんと、また一緒に舞台に立てるのもうれしくて。しかも、また先輩後輩の役柄なので、二人で「アツいね!」って話していて。稽古が楽しみです。
――2025年7月には舞台『刀剣乱舞』士伝 真贋見極める眼にも出演が決定しました。
すでに殺陣の稽古をしていて、これからマスターしながら、今まで先輩方が積み重ねてきた舞台『刀剣乱舞』の世界観をしっかりと表現したいなと気合いを入れています。
舞台『刀剣乱舞』はやっぱり殺陣が見ごたえのある舞台なので、今からやっておかないと追いつけないんですよね。殺陣に加えてキャラクターも作っていかないといけないので、時間をかけて技術を習得しながら、丁寧に役作りしていきたいなと思っています。
――今後の作品に向けて、どう過ごしていきたいか、展望はありますか?
目の前のことに一生懸命だった上半期が終わって、「黒執事」をまず頑張った後は2025年に向けての準備の時期になるのかなと思っています。たくさんよいものをインプットして活かしていきたいです。
これからは舞台やミュージカルなど俳優業に直結するものだけでなく、美術館や博物館にも足を運んでみたいなと思っているんです。今まで触れてきたことがないものを取り入れたくて、まずは博物館で刀を見たいです。本物ってどれくらい鋭いんだろうとか、これまでになかった好奇心も楽しみたいですね。
――そういった気持ちの変化は、帝劇で初めての経験をした影響も大きいですか?
そうですね。帝劇に入ったとき、なんだか緊張したんです。お客さんの年齢層が幅広いし、海外のかたもいて、別世界に来た感じがして…初めて感じたことがたくさんありました。刺激的な体験でしたね。
帝劇の舞台に立ちたいというひとつの目標が出来て、さらに歌も演技もブラッシュアップしていきたい。もっと新しいものをどんどん取り入れて、よりよい役者になっていきたいです。
◆取材・文=イワイユウ
撮影=山内洋枝
スタイリスト=齋藤良介
ヘア&メーク=田中宏昌
衣装協力=CULLNI、LION HEART、LHME、Casper John、AIVER、LHME/シアンPR
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