人気恋愛漫画をドラマ化した「青島くんはいじわる」で、年上女性に恋する青年を好演中の渡辺翔太。ラブストーリーへの主演2作目にして、“照れ”を克服しつつあるという渡辺に、インタビューを敢行。実写化の難しさを感じつつも役作りに奮闘中だ。
「以前の俺だったら照れて自分で見られないっていうような、恥ずかしいシーンもあるんですけど、今回その辺はちょっとだけ自分の進歩を感じてますね。やっぱコメディー要素、“おもしろフィルター”が一個入るだけで、そのまま“ラブ”に直行することができるというか。ラブコメの“コメ”の部分がいかに大事かっていうのを日々感じてます。前作(『先生さようなら』(日本テレビ系))はもっとシリアスなトーンが多かったから、俺には少し不利だったのかも(笑)」
ラブストーリーに付きものの〝照れ〟問題はある程度克服。さらに青島という人物の輪郭も、演じながらより鮮明になってきたよう。
「青島って恋愛に関しては鈍感で偏差値が低いから、女性から見たら“いじわる”に見えるような言動も100%意図的ではないと俺は解釈してます。だからシーンによっては、彼が『何だこれ!?』みたいに戸惑ってる気持ちを、あえて俺自身の照れくさい気持ちと重ねて、逆に利用してるときもある。彼も彼で自分が何やってるか一瞬忘れちゃうような、天然なところがあるんじゃないかな。だから『やっちゃった。何だこの感情は』みたいな雰囲気はちょこっと入れてもいいかなって、アリかなって思ってるんです。原作よりもドラマの方が恋愛に積極的なキャラクターに描かれてる気がするんだけど、それは女心を分かってないが故のアンバランスな行動というか」