櫻坂46・石森璃花「絶対に忘れられない1日になりました」観客の歓声鳴り止まずWアンコール 笑顔で計19曲をパフォーマンス

2024/08/26 15:08 配信

音楽 アイドル

櫻坂46(C)HannaTakahashi

石森璃花、覚悟を語る「私には櫻坂46への愛と熱があります」


ライブもいよいよ後半戦。イントロの時点で会場のボルテージが急加速した三期生楽曲「夏の近道」では、一期生の上村がセンターを務めたことで客席を大いに沸かせ、ステージに向けて怒号のような声援が送られた。

また、増本綺良センターの「コンビナート」では彼女のキャラクターが反映されたソロダンスをフィーチャーし、続く「マンホールの蓋の上」では齋藤の荒々しいあおりと激しいダンスで会場内の熱気がさらに高まっていく。

そして「油を注せ!」では前回の「BACKS LIVE!!」で座長を務めた武元を中心にした圧巻のステージングで、ライブを最高潮にまで導くことに。ここでは武元の魅力がたっぷり凝縮されたソロダンスも用意されており、「8th Single BACKS LIVE!!」を通じて彼女がどれだけ自信を得られたかを実感することができた。

「油を注せ!」に対する惜しみない拍手が鳴り止まない中、本公演の座長である石森が今の心境を吐露。彼女は9thシングルのBACKS楽曲で自身がセンターに選ばれた理由がわからず不安になることがあると口にしつつ、「私には櫻坂46への愛と熱があります。私が持っているものとは違うかもしれないけど、唯一無二の世界観を持っている櫻坂46というグループにどうしても惹かれました」と語った。

続けて石森は「リスペクトと愛を持って、覚悟をもってこの場所に立っています。ありのままの、等身大の私たちを見てほしいです」と涙ながらに思いを伝え、自身がセンターに立つ「愛し合いなさい」を全力で、ありったけの愛を振りまきながらパフォーマンスしてみせ、ライブ本編を終えた。石森らしい笑顔でいっぱいの魅力と共に、大きな覚悟と成長をこの3日間のライブで見ることができた。

櫻坂46(C)HannaTakahashi


Wアンコールで「愛し合いなさい」をもう一度パフォーマンス


「思ったよりも寂しくない」で始まったアンコールでは、一部メンバーがトロッコに乗ってスタンド席の通路を回遊する演出も用意。そのほかのメンバーもステージや花道を目一杯使い、オーディエンスの近くにまで行ってファンにアピールしてみせた。

最後のMCでは増本が「思ったよりも寂しくない」での石森のラップに触れ、「璃花ちゃんの歌で始まり、璃花ちゃんのラップで締めるって、めちゃくちゃカッコいいと思うんです」と絶賛。すると石森は「私が落ち込んでいるときに『綺良さんの変顔が見たいです』と連絡したら、渾身の変顔を何枚も送ってくださって。そう気軽に言える先輩がいることもありがたかったですし、その変顔で元気をもらいました」と、この期間中に起こったエピソードを明かした。

そして、「櫻坂46の良さをどんどん皆さんに伝えていって、『BACKS LIVE!!』も櫻坂46のひとつの熱いものになったらいいなという思いで、今日はこの素敵な13人でライブを作ることができてよかったです」と伝えてからラストナンバー「I'm in」を、Buddiesとともに熱唱。曲中、石森が「皆さんのことが大、大、大好きです!」と叫ぶ一幕もあり、会場中が笑顔に包まれるなか3日間にわたる公演を終了させた。

本来ならここでライブは終了するはずだったが、客席からはさらにアンコールを求める「櫻坂46コール」が鳴り止まない。その声に導かれて、再度ステージに姿をあらわしたメンバーは喜びと感謝の言葉を口にする。そして石森の「こんな経験ないのですごくドキドキしているんですけど、せっかく呼んでいただいたのでもう1曲披露してもいいですか?」という言葉に続いて、満面の笑みで「愛し合いなさい」をもう一度パフォーマンス。

こうして2時間以上におよぶ千秋楽公演を締め括り、石森は「絶対に忘れられない1日になりました。これからも私たちとずっと一緒にいてください」という言葉を残してステージをあとにした。

(文/西廣智一)

櫻坂46(C)HannaTakahashi