「森田さんは無口。」で音楽プロデューサーと音響監督の二刀流となった野崎圭一“アニメは音が30%支えているって誇りを持ちたい”<#シブアニ>

2024/08/27 09:00 配信

バラエティー 音楽

「SHIBUYA ANIME BASE」#シブアニより(C)AbemaTV,Inc.


日頃、心がけていること

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その野崎に日頃、心がけていることを尋ねると「(音楽プロデューサーは)アイディアがぜったいに必要なので、好き嫌いなく音楽を聴くことと、好き嫌いなくドラマや映画を見ることですね」「アニメって、オールジャンルOKなんですよ」「ジャズでもいいし、演歌でもいいし」「僕らは作品がヒットすれば、作品がおもしろくなれば、どんなことでもいい」「だから、いろんな知識を入れないといけない」と語り、学生の頃のアマチュアバンド時代や、音楽業界での下積みなどの経験から幅広い音楽性をみがき、アニメの世界で開花したことを明かす。

また、「音響監督をやってみないかと言われて、『森田さんは無口。』の音響監督を」と2011年にアニメ作品のすべての音を担当する音響監督としてデビューする。アニメ業界では超異色の経歴といえる音楽プロデューサーと音響監督の二刀流で、アニメ音楽を制作していく。

「テレビのアニメーションって、もともとは週に1回、見る文化だったと思うんですけど、今は最後のほうにいくと、次の話数にとばせちゃうボタンが出てきて、連続して見せるものに変わってきていると思うんですよね」「前週、あの音楽で終わっていたから、今回のオープニングは同じ曲で始めるというテクニックを1週間あると使えたんですけど、今は話数が近いとできない」「新しい時代のアニメ音楽の構成の仕方を考えていかなきゃいけないと思いますね」「アニメって、奥が深くて、(アニメを)画が70%支えていても、音は30%支えているって誇りを持って作品に参加していきたい」と今後について語った。

「SHIBUYA ANIME BASE」#シブアニより(C)AbemaTV,Inc.

最後に

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最後に、野崎にとってアニメとは?という質問をぶつけると、「アニメは僕を再生してくれた道具」だとし、「アニメに出会って僕としてはリボーンだと感じています」「人事異動で凹んでいても、アニメが僕の考えとか、アイディアをバックアップしてくれたと思えるし、アニメのフィールドに来て幸せだったし、自分が再び生かされたなっていうふうには思います」と力強く語っていた。

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