――ドラマの中では、舞台となる“新宿ひだまりクリニック”が患者たちの心のよりどころに。忙しい中、2人がホッとできる時間は?
土屋:私がホッとするのは、やっぱりお風呂。一日お疲れさま!と、心をリフレッシュする時間です。
中村:僕は、料理をしているときですね。脳の使い方がお芝居しているときとは全然違うんですよ。頭の中でこの具材と調味料をこのタイミングで、と想像して作ったものと完成品がどう違うのか。実験みたいな感覚を楽しんでいます。
土屋:現場への差し入れをお願いすれば良かったです!
中村:何でも得意ですよ!
土屋:そういえば、“料理上手な人はお芝居上手”と、昔に聞いたことがあるのを思い出しました。現場では楽しいことばかり言っていらっしゃいましたけど、切り替えが早くて、お芝居で対峙すると目がすごく澄んでいるんです。今、料理が得意と聞いて納得しました。
中村:現場では僕がべらべらしゃべっていることが多かったよね。
土屋:作品の空気感を壊さないようにしている印象もありましたけど、突然歌いだすこともありましたよね(笑)。
中村:あはは! 十分壊しているじゃないですか(笑)。
土屋:監督と一緒に歌っていて楽しそうだなって。
中村:撮影は毎日楽しかったです。
撮影=岡田健/取材・文=吉田光枝
※「月刊ザテレビジョン」2024年10月号より