上川隆也「遺留捜査」撮了に『この時間が終わることが…本当に惜しいです』

2017/09/14 07:00 配信

ドラマ

「遺留捜査」は“特別捜査対策室”のシーンでクランクアップを迎えた(C)テレビ朝日

上川隆也が主演を務める「遺留捜査」(テレビ朝日系)の最終話が、9月14日(木)に放送される。事件現場に残された“遺留品”が持つ意味を徹底的に探り、声なき遺体が訴えたかったメッセージを代弁する、風変わりな刑事・糸村聡(上川)の“アツい夏”が終わる。

実は8月上旬にはクランクアップを迎えていた本作。最後の撮影は、上川のほか栗山千明戸田恵子永井大らレギュラーメンバーによる“特別捜査対策室”でのシーンだった。

監督の「カット、OK!」の声に続き、スタッフから「オールアップです!」の掛け声が響くと、スタジオは大きな拍手に包まれた。

3カ月間、共に“捜査”に汗を流してきた仲間とクランクアップを迎えた上川は「皆さま、本当にお疲れさまでした。暑い京都の夏を、一緒に走り抜けていただいて感謝しています」とあいさつ。

そして意外な本音も。「正直言いまして、連続ドラマとして戻って来ることができるとは思っていなかった『遺留捜査』が、こうして場所や設定も新たに帰って来ることができ、無事に撮影を終えることができて本当にうれしく思います」と感無量の面持ちを浮かべて語り、他のキャストとガッチリ握手を交わした。

「僕らが1つ1つ摘んできた収穫を、皆さんと喜び合いながら手応えとして感じることができました」と独特の言葉で感謝を込めた上川。「5月から始まった撮影があっという間で、それは何より皆さんとの時間が楽しかったからに他なりません。この時間が終わることが…本当に惜しいです」と、しみじみとコメントした。

上川が撮影終了を惜しむほど手応えを実感してきた「遺留捜査」第4シーズン。最終話は、おめでたいはずの結婚式場で殺人事件が起きるという、衝撃シーンから幕が開く。

黒留袖を着た女性が結婚式場のトイレで絞殺死体となって発見されるのだが、被害者は式の参列者ではなく、祝儀泥棒の前科がある女・坂口真代(かとうかず子)だった。

糸村が気になったのは、被害者のポーチの中から見つかった“衣類の素材表示タグ”。普通なら捨ててしまうタグを、なぜ被害者は取っておいたのか…。小さなタグに潜んでいた真実は?

ちなみに「タグ」といえば、今シリーズからの新レギュラー・栗山に、放送開始前に行ったインタビューで「私、洋服とか縫いぐるみに付いているタグが好きなんです。触っていると落ち着くんですよ。小さい時からそれがないと寝られないくらい好き。そのタグの硬さなどにこだわりがあります」と語っていたが、最終話でまさかそのタグがクローズアップされるとは、栗山自身も驚いているに違いない。

それはさておき、新しい舞台でもマイペースに活躍を続けてきた糸村の姿を目に焼き付け、また会える日を楽しみに待ちたいところだ。