お笑いコンビのマヂカルラブリーがメインパーソナリティを務める「オールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送)が8月22日にライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」にて生配信された。生配信では番組収録の様子やリスナーからのリアルタイムでのコメントに加え本編放送後のイチナナ限定アフタートークも見ることができる。
この日、野田クリスタルと村上は黒のクマTシャツと白のTシャツ姿でそれぞれ登場し、宇宙海賊・ゴー☆ジャスについてのトークを展開。村上が「ちょっとね、一個…ゴー☆ジャスさんが雑誌かWEBの媒体の取材で、なんか野田さんに説教したとか言ってたらしいんですけど。2005年前後の話だそうです」と口火を切る。
続けて「これ原文ですかね? ちょっと読みますね」と口にした村上は「“人を笑わせない笑い”みたいなことをやっていて、僕はそれが気に食わなかったんです。それで野田くんは年下だし、言ったんですよ。“おまえダメだよ。お客さんに失礼だよ。笑わせないやつなんか、俺は認めない”と。そんなふうに説教して、それがあっていまの野田があるんだな、と思ったら、僕はお笑い界をちょっと変えたと思っているんです。という風に言ってるらしいんですけど、これは事実ですよね、多分?」と事実確認。
首肯する野田は、「モダンタイムスっていう師匠がいるんですけど、モダンタイムスも交えて『ちょっとお前らは野田に甘過ぎる。こんな独りよがりのお笑いをやってたら、こいつはいつまで経っても成長しない。ちゃんと目の前のお客さんを笑わすことと向き合わなきゃダメだ』と言ってたんですよ」と当時のゴー☆ジャスの言葉を振り返る。
それを聞いた村上は「実際、笑わせたいって思ってないんですもんね? 当時は笑わなくていいよって思ってたんですもんね?」と問いただすと、「まぁ…そうですね、そのときは」と歯切れが悪く答える野田。さらに村上が「ゴー☆ジャスさんが言ってるのは当たってるは当たってるんですよね? 当時は、伝わらない方がカッコイイと思ってる時代だったから」と畳み掛けると、野田は「だからその考え方自体が、違うんだと」とゴー☆ジャスが説教した理由に納得している様子だった。
そんな野田だが、「ただ僕も当時は『生意気坊主』と言われてまして。どんな説教が来ても言われたときにやっぱり言い返しちゃうんですね」と前置きすると、「その〜…『ネタも全然作ってねぇお前が言うんじゃねぇよ!』っていう…ことになってはきますよね?」と当時ゴー☆ジャスに噛みついたことを明かす。その言葉に驚いた村上が「って言ったんですか!?」と確認すると、野田は「まぁ…言ったかな…? ちょっとニュアンスはまた違うかもしれないですけど…」とばつが悪そうに濁した。
だがヒートアップしていく野田は「そもそもね、お笑い界を変える前にお前のネタを変えろっていうことですよね」とゴー☆ジャスに物申す。思わず笑ってしまった村上も「とにかく(ゴー☆ジャスさんはお客さんを)笑わせてんのか? と」と乗っかると、野田は「みんな(お客さん)も惰性で笑ってる可能性もあるしね」と指摘した。
気を取り直して村上が「こんな説教してくれてるんだったらもう師匠じゃないですか? モダンタイムスはネタの内容とかの師匠かもしれないですけど、お笑い芸人としてのあるべき姿を解いてくれたのはゴー☆さんってことじゃないですか?」と尋ねると、野田は「…いや、そんなことないんじゃないですかねぇ〜…多分」と首を傾げる。
村上が「『お笑いの師匠は誰ですか?』って聞かれたら『モダンタイムスです』って答えるじゃないですか? そこに若干ゴー☆ジャスさんは入ってないんですか?」と再び質問すると、野田は「うーん…僕はそのときはゴー☆ジャスさんっていうのは、俺と横並びだと思ってたので、上の人だとは思ってないです」とバッサリ。
その答えに笑う村上が「どのぐらい先輩なんですか? モダンタイムスと一緒ぐらいですか?」と問いかけると、野田は「先輩は先輩ですよ。芸歴はそうですね、モダン一派の一人みたいな」と頷く。さらに村上が「(アルコ&ピース)平子(祐希)さんとかは師匠にはならないんですか? そのときは平子さんとかも近くにいましたよね?」と聞くと、野田は「平子さん? 優秀な横並びです」と即答した。
村上が「酒井(健太)さんも?」と尋ねると、野田は「も、横並び。モダンタイムスだけ飛び抜けて一歩上っていう状態でしたよ。当時はね」と持論を展開。その答えに村上が「全然そんな風には見えなかったですけどね、そうなってたんですね」と呟くと、「でも、『あれは師匠じゃありません』なんて聞いたらゴー☆ジャスさんがまた悲しむよ」と言いながら、爆笑する。
最後に野田は「だからすみません。一応このインタビュー記事に関してしっかり言わせてもらうと…(ゴー☆ジャスさんは)お笑い界を変えてないです。まずね、ネタを作ってないからこれを言う筋合いはないと。それがあって今の野田がある…わけない。別にそんなことないです」と全否定し、終始ゴー☆ジャスをいじり倒していた。
イチナナ限定アフタートークでは、ワークバランスについてのトークに花を咲かせる2人。もうすぐ夏休みの話題から村上が「今日、(ゆにばーす)川瀬(名人)と喋ってたんですけど、リボルバー・ヘッドの話をしてて」と口火を切ると、「リボが言うには今はジャンル・お笑いでやってる仕事がYouTubeを撮るが1日、2〜3日クリスタルジムですか。あとは子どもと遊んでるんですって。で、食えている」と口にする。
野田が「結構余裕で食えてますね〜」と相槌を打つと、村上は「らしいじゃないですか? で、川瀬が『お前どうなりたいの?』って聞いたら『いや、これ以上はない』って言ったらしいんですよ」と続けた。そして村上は「でも、言われてみればそうじゃないですか?」と呟き、「自分のYouTubeと自分の好きな筋トレ。で、週の稼働が3〜4日。あとは子どもというか家族と時間がとれる。だから、あいつがもしかしたら最強の状態なのかもしれないです」とコメント。
それを聞いた野田が「リボルバー・ヘッドが!?」と驚きの声を上げると、村上は「リボルバー・ヘッド自身、自分の人生に大満足してるんで。俺はもっとなんかやらなきゃいけないだろとかいう焦りもないし、メンタル的には素晴らしいことじゃないですか?」と投げかける。さらに「お金がどんだけあろうがなかろうが悩みはあるわけだから」と持論を展開すると、野田も納得していた。
配信画面には、深夜3時過ぎにも関わらず「ゴー☆ジャスはお笑い界を変えていないw」「横並び(笑)」「アフタートークがここまで深い話になるとは…」などの温かいコメントで盛り上がりを見せていた。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)