コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、ピッコマにて連載中の作品で、うみこさん作の『家事は女の仕事だろ? 共働きなのに何もしない20歳上の夫』。
作者のうみこさんが8月19日に本作をX(旧Twitter)に投稿したところ反響を呼び、6000件を超える「いいね」が寄せられ話題を集めている。この記事では、作者・うみこさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
「家事は君の仕事だろう!」
結婚して半年、全く家事をしない一郎が言い放った衝撃の一言だった。
付き合っていた頃は、いいところを見せたくて積極的に家事をしていたりこだったが、結婚生活はそうも言っていられない。一人暮らし経験があるのにも関わらず、お風呂も沸かさない、自分でご飯も作らない一郎。
家事の分担をお願いしても、金銭的な条件を突きつけられ反論することもできず、もう離婚するしかないと考え始めるりこだった。
そんなある日、りこが交通事故で手足を骨折、全治2ヶ月の大けがを負う。心配して駆けつけた一郎。家事も介助も全て俺がやると医者に大見得を切った一郎だったが、家についてからまさかの一言が飛び出す。
「毎日俺の母さんに来てもらおうと思ってるんだ」
一郎が家事をすると言ってくれたことが嬉しかったりこにとって、結局お義母さんに丸投げする一郎の姿は耐えられなかった。
我慢の限界に達し、ついに離婚を突きつけ家を飛び出したりこ。そこに一郎の母が登場し…。
時代遅れの一郎の様子に「これ、やる男はやるよ」「フルタイム女子は本当に気をつけたほうがいい」「腹が立つ」などの声が寄せられた。また、「結婚前って背伸びしちゃいがち」「わかる!わかりすぎる…」と共感の声も多くみられた。
ーー『家事は女の仕事だろ? 共働きなのに何もしない20歳上の夫』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
私の両親は共働きだったのですが、母がほとんどの家事をしていました。子供の頃はそれが当たり前だと思っていましたが、自分が結婚してみて、男性が家事しないのなんでなん?と自然と疑問に思うようになりました。男性でも家事をする人はもちろんいるんですけど、周りを聞いてもまだまだ少ない気がしていて。もっと夫婦で協力し合うことが出来れば女性も働きやすくなるんじゃないかな、と思ったことがこのお話を描こうと思ったきっかけでした。
ーー今作を描くうえで「こだわった点」や、「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
今作はなれそめからしっかり描いているので、りこと一郎の夫婦になってからの関係性の変化を見て欲しいです。恋人、夫婦、家族…色んな変化がある中で女性は妊娠出産などで強制的に変わらなければいけないタイミングがあるんですが、男性は意外と変わるタイミングが難しいのかもと思ったので、一郎が家族のために変わるエピソードをどこかに入れたいと思っていました。
ーー今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
モラ夫の母親ってやっぱりモラ義母の印象が強い気がするんですが、今作では全面的にお嫁さんの味方をしてくれるお義母さんが登場していて、そこが珍しい点かなと思います。こんなお義母さんだったらいいなという願望をもちつつ、一郎を思いっきり叱ってくれるところは描いててスッキリしました。笑
ーーうみこさんが漫画を描く際に大切にしていることがあればお教えください。
読者の方が読んでよかったと思う読後感になるように意識しています。主人公やその周りに少しでも救いがあるように、なるべくバッドエンドは避けてます。(自分がハッピーエンドが好きなので、、)
ーーうみこさんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。
漫画がベストセラーになって、いつかドラマ化されることです!
ーー最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
いつも漫画を読んでくださってありがとうございます。コメントやご感想のメッセージも全て読んでいます!私の漫画を読んで「ふー、色々あるけど明日も頑張ろ~」と思ってもらえたら嬉しいです。面白い漫画が描けるようにこれからもっと精進します。
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