有村架純、“一生に一度の恋”に落ちる切な過ぎる表情を体現

2017/09/16 06:05 配信

映画

有村架純が切ない表情を見せる(C)2017「ナラタージュ」製作委員会

嵐の松本潤が主演を務め、連続テレビ小説「ひよっこ」(NHK総合ほか)の主人公・みね子を好演中の有村架純がヒロインを務める10月7日(土)公開の映画「ナラタージュ」より、有村演じる泉が、許されない恋と知りながらも一生に一度の恋に落ちる姿が切な過ぎるWEB限定予告が解禁された。

本映画は、2006年版「この恋愛小説がすごい」1位に輝いた、島本理生原作の同名恋愛小説が原作。松本、有村の共演に加えて、恋愛映画の名手・行定勲監督がメガホンを取ることでも話題を集めている。

高校教師と生徒として出会った二人が、時がたって再会した後、決して許されはしないが、一生に一度しか巡り会えない究極の恋に落ちるという物語だ。

今回解禁されたWEB限定予告は、高校時代にズブ濡れの制服を着た泉(有村)が、葉山(松本)に出会った瞬間のシーンから始まる。

孤独な泉を救った教師・葉山。卒業後の再会により葉山への気持ちが募っていくも、それは決して許されない恋ということもあり、泉は葉山を忘れようとする。

そして自分をいちずに思ってくれる小野(坂口健太郎)との幸せに傾きかけるが、やはり葉山への思いが抑えられなくなり、不器用に恋を貫こうとする姿が映し出されている。

有村は「撮影が進むにつれて、泉でいることは苦しかった。葉山先生を好きでいながら、小野くんにもちょっといいなと思っている微妙な気持ちが難しかったです」と振り返った。

また、映像のラストにある、路面電車の中で声を殺して泣きじゃくるシーンについては「悲しいシーンだったんですが、泣き芝居だから泣かなきゃという気持ち以上に、こみ上げてくるものがあって本当に涙が止まらなかったです。3、4テークやりましたが、カットがかかってもずっと涙がこみあげてくるようでした」と撮影秘話を明かし、美しくも切ない、ドラマチックなシーンとしてカメラに収められたことを紹介した。

行定監督は「この映画は“感じる映画”。キラキラしたボーイミーツガール映画はたくさん作られてきたけれど、現実の恋愛はそうじゃない。こんなことだったら恋愛なんてしなきゃよかった…というもう一面の恋愛を描いて、いい意味で若い人たちに傷をつけたかった」と自信たっぷりに語った。

有村は、奥茨城村から東京に出て、出会う人出会う人みんなの心にすっと入り込む“おっとりヒロイン”みね子から、この秋は新たな境地に挑む。

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