与田祐希“リコ”の「正義」が、立ち退き問題で分断してしまった小向家を救う鍵<量産型リコ>

2024/08/28 19:57 配信

ドラマ レビュー

リコはプラモデルを作りながらリコ自身の「正義」を考える(C)「量産型リコ」製作委員会2024(C)S/PLG CD(C)CLAMP・ST

乃木坂46与田祐希が主演を務める木ドラ24「量産型リコ -最後のプラモ女子の人生組み立て記-」(毎週木曜深夜0:30-1:00ほか、テレ東系ほか/Leminoにて配信)の第9話「十一町奪還計画」が8月22日に放送された。リコ(与田祐希)たち家族が暮らしている十一町で温泉リゾート開発計画が進んでいた。その計画地に小向家が含まれていることが分かり、リゾート会社から立ち退きの交渉をされる。すると家族の中で意見が分かれ、小向家最大のケンカが勃発し…。(以下、ネタバレを含みます)

シリーズ3作目にして最終章のテーマは「家族」


2022年7月期に与田が地上波連続ドラマ初主演を務めた「量産型リコ-プラモ女子の人生組み立て記-」。翌2023年7月期には“もう1つの世界”を描いた「量産型リコ-もう一人のプラモ女子の人生組み立て記-」が放送された。

そして今回、シリーズ3作目にして最終章となる「量産型リコ」が再々始動。テーマは“家族”で、祖父の死をきっかけに実家に帰ってきた主人公・小向璃子(リコ)とその家族のひと夏を描いたホビー・ヒューマンドラマとなっている。

おなじみのキャストと新たなキャストがリコの物語を彩る


しっかり者の小向家の長女・侑美を市川由衣、甘え上手な末っ子・香絵を佐月絵美、優しい性格で心配性な父・浩一郎を矢柴俊博、アイドルの沼にはまっている母・由里香を浅香唯、家族全員のことが大好きな優しいおじいちゃん・仁を森下能幸が演じている。

温泉リゾート開発計画で小向家の中に険悪なムードが立ちこもる


十一町の中に温泉リゾートができることになった。リコ(与田祐希)は家族と一緒に説明会に行ったが、そのリゾート施設の開発予定地になんと小向家も含まれていた。

リゾート会社の担当者は、亡き祖父・仁(森下)に話をしていたという。その時、仁は「家族と相談してみる」という返事だったが、今となっては仁が賛成だったのか反対だったのか、誰にも分からない。

その夜、「第四十七回 小向家家族会議」が開かれた。議題はもちろん「立ち退き問題」。父・浩一郎(矢柴)は「この家に住んでこそ小向家である」と、家族一丸となって立ち退きに反対し、家族の絆を深めたいと思っており、姉・侑美(市川)もその意見に賛成した。しかし、母・由里香(浅香)と妹・香絵(佐月絵美)は立ち退きに賛成だと答えた。