――今後、役者として挑戦したい役はありますか?
それこそ今回の鷲田が、僕のずっとやりたかった役なんです。なのでめっちゃうれしかったんですけど、それ以外で言うとしたらヒール役。サイコパスみたいなぶっ飛んだ役もいいな。目がイッちゃってて感情をどこかに置いてきたみたいな。
――「演じること」は楽しいですか?
楽しいです。普段の自分じゃない人間になれるので。この作品の撮影が終わって1年が経つんですけど、そこからずっと筋トレを続けていて、一つの作品の影響力というのも今は強く感じているところです。人生を変えられましたね。
――究極の「強い男」が描かれる今作ですが、哲汰さんの周りでそれに当てはまる人は誰でしょうか?
メンタル的なことも含めて言うとEIKUです。体力があって弱音も吐かないし、メンバーの中で一番男っぽいと僕は思います。僕はタイプ的にEIKUとめっちゃ合うんですよ。くだらないことでケンカしても、アイツもずるずる引きずりたくないタイプだからその場でヒートアップして今日でもう解決するみたいな。しかも、自然と…なんですよね。家族みたいな感じです。
――「夢」も一つのテーマになっていると思いますが、哲汰さんの昔の夢は何でしたか?
中学生の頃は芸人さんになりたかったです。あれだけしゃべりが上手で面白くて、人を笑顔にできるって最高だなって。ヒーローだなと思っていました。昔からバラエティーが好きだったんですよ。お父さんとお母さんがそもそも好きで、家ではいつもそういう番組がテレビでついてました。高校生になるとアーティストがカッコいいなと思いました。AAAさんが好きで憧れて。AAAさんは僕がこのお仕事を目指すことになった原点です。
――今作には、ワンエンの楽曲「Fight or Die」が挿入歌として起用されています。こちらはどんな楽曲ですか?
タイトル通り、戦うか死ぬか…みたいな。この映画に合わせて作られた曲で、すごく情熱的なナンバーになっていると思います。音源としてのリリースはこれからなので、ぜひ楽しみにしていてほしいです。
――最後に、この映画をどんなふうに楽しんでほしいですか?
ワンエンのTETTAを1回忘れて、俳優・関哲汰としてのお芝居を見てほしいです。ナチュラルにフラットに、鷲田という1人の男を演じる姿を楽しんでいただけたらうれしいです。
■撮影=諸井純二/取材・文=川倉由起子/スタイリスト=Masumi Yakuzawa(TRON)/ヘア&メーク=Emiy (Three Gateee LLC.)/衣装協力=COACH、VALAADO、THE ONITSUKA
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