THE ALFEE・高見沢俊彦「50年で音楽業界は変わったが、コンサートの価値は変わらない」、坂崎幸之助、中村雅俊と共に50年の音楽史を振り返る

2024/08/31 08:30 配信

バラエティー 音楽

「デビュー50周年、運と縁が絡み合ってここまで来れた」


――THE ALFEEさん、中村さんともにデビュー50年、ここまで続けていらっしゃること自体が本当にすごいことだなと思うのですが、ご自身ではいかがですか?

中村:THE ALFEEはすごいね、本当に。

坂崎:中村さんはお1人で50年じゃないですか!僕らは3人いますから(笑)。

中村:(THE ALFEEの)コンサート2900本以上は本当にすごいですよ。俺も一応、公演は1500回くらいさせていただいていますが、俳優をやりながらですから。俺自身がすごいというより、支えられながらやってきているという感覚が強いですね。

高見沢:僕らもそうですよ。ファンの方がいてこそのコンサート活動ですから。

坂崎:コンサートをやっていりゃいいだろ!というのとはまた違いますからね。

高見沢:お客さんが1人もいなくなっても俺たちはコンサートをやるぞ!って、あれ嘘ですよ。お客さんがひとりもいなくなったら、成立しませんから(笑)。

坂崎:あとは運と縁もあると思いますね。同じメンバーで同じことをやっていても、続けられるかどうかは分からないですもん。運や縁など、いろいろなことが絡み合って、ここまで来られたんじゃないかなと思っています。

中村:俺自身は音楽のエキスパートではないので、歌との出会いだったと思います、本当に。

坂崎:雅俊さんは歌を歌うことになる前、音楽とのふれあいはあったんですか?

中村:ギターを弾いて、吉田拓郎さんの曲をコピーしたりしていましたね。実は曲も作ったりしていて、これがレコードになったら!と叶いもしない夢を抱く大学生でした。それがいきなりレコードを出すことになって…だったので。

高見沢 すごいな…。

中村:奇跡だらけでしたね。主役でデビューしたことも、デビュー曲がヒットしたことも。まぁ、時代ですよね。

――最後に、番組の見どころをお願いします。

高見沢:日本の音楽史50年を網羅しているし、その音楽を知っている人と知らない人、世代の違う人たちのトークの面白さもあると思います。僕らの時代を知らない世代の人たちが観てくだされば新鮮に思ってもらえるかもいれませんし、懐かしく感じてくれる人もいると思います。それこそ長年やってきたこの番組の趣旨にぴったりだし、今回の特番でもその良さがきちんと出ていると思います。

中村:今回の特番でたくさん曲を聴きましたが、「良い歌がいっぱいあるじゃないか」と改めて思いました。70年代の音楽を聴いてどこかホッとした感覚があります。

2000年を過ぎたあたりから俺自身がいいなと思う曲が少なくなり、自分の感覚が少し違うんだなと感じることもありました。そういう意味では少しさみしくもなりましたが、いっぱいいい歌があるんだなと(笑)。

――音楽50年史を振り返りながら、とくに50年史前半では2組の濃いお話をお伺いできた貴重な機会だったと思います。

坂崎:拓郎さんとの話だったりね(笑)。70年代を生きて来た人にとってはね、やっぱり。

高見沢:先輩たちにはすごくお世話になりましたよね。いまは古希を迎えたじじいですけど(笑)、当時はひよっこですから。かまやつ(ひろし)さんやガロの皆さんにもお世話になりましたし、(ガロの)ボーカルの大野(真澄)さんはいまでも歌っていらっしゃいますよね。

中村:しかもキーが高いんですよね!

高見沢:そう!高い!!

中村:ファッションも、変わらずおしゃれだし。いいですね。

坂崎:そんな僕らも50年経ちましたけど、これからもよろしくお願いしますということで(笑)。

中村:そうですね(笑)、これからもよろしくお願いします。