ソン・ジュンギ“ドジュン”「スニャンを買うつもりです。僕のお金で」 ついに始まったイ・ソンミン“ヤンチョル”との直接対決<財閥家の末息子>

2024/08/30 18:00 配信

ドラマ レビュー

ついに始まったイ・ソンミン“ヤンチョル”との直接対決<財閥家の末息子>(C)Chaebol Corp. all rights reserved

2022年に韓国で公開された主演のドラマ「財閥家の末息子~Reborn Rich~」が、オンライン動画配信サービス「Hulu」にて全話配信中。同作は最高視聴率20%超えをマークし、JTBCドラマ初回放送の最高視聴率を記録した人気ドラマだ。第7話ではついにドジュン(ソン・ジュンギ)がミラクルインダストリアルの大株主、真のオーナーとしてヤンチョル(イ・ソンミン)に宣戦布告。ヤンチョルはどのように反撃に出るのか。本記事では、考察を踏まえながら第7話を振り返る。(以下、ネタバレを含みます)

ついにヤンチョルとドジュンの直接対決が始まる


ミラクルインダストリアルの真のオーナーを呼び出したヤンチョルの前に現れたのは、紛れもなくスニャングループ末孫のドジュンだった。驚きを隠せないヤンチョルは愕然としながらも、ドジュンに目的を尋ねる。

悪びれもせず、「スニャンを買うつもりです。僕のお金で」と答えたドジュン。そしてそのうえで新ソウルタウンの事業権を譲渡する代わりに、家宅捜査で拘束されてしまったオ・セヒョン(パク・ヒョックォン)の釈放という条件を提示した。

もちろん拒否するヤンチョルだったが、ドジュンはチェ・チャンジェ市長に賄賂を渡したのは自分だと世間に公表すると脅迫。“背後にスニャングループのチン・ヤンチョルがついている”と世間に思わせれば、スニャングループは当然ソウルタウンの発注を一切受けられなくなる。この作戦にヤンチョルは太刀打ちできず、検察に権力の及ぶヤンチョルによってオ・セヒョンは嫌疑なしで釈放される。

しかし、ヤンチョルも黙ってはいなかった。ミラクルインダストリアルが開発を進める「DMC(デジタルメディアシティ)」へ参入予定だった会社が、相次いで計画の撤回を申し出てきたのだ。

事業権争いで負けたヤンチョルとソンジュン(キム・ナムヒ)による、リベンジマッチ開始の合図。スニャングループがDMCに参入予定だったケーブルテレビや映画社へ圧力をかけたことで、各社は相次いで辞退することに。DMCの建設は振り出しに戻ってしまった。

さらにソンジュンはヤンチョルの長女・ファヨンの夫であるチェ・チャンジェのもとを訪れる。臆病な彼の心理を逆手に取ってスニャンの偉大さを伝えることで、新ソウルタウンの開発権奪取を図る。

DMC事業の破格すぎる提案の目的


そんな矢先、一社のアニメ専門チャンネル関係者がDMC事業に関心を示しているという話がミラクル社の耳に入る。ただし、DMC参入の件は必ずミラクルインダストリアルの大株主・ドジュンと直接会って話をするという条件付きだという。

待ち合わせ先のギャラリーへ向かったドジュンを待っていたのは、ソンジュンの未来の妻・ヒョンミン(パク・ジヒョン)だった。実はヒョンミンは、縁談中のソンジュンではなくドジュンに興味を持っていたのだ。

ヒョンソン日報のDMC参入に加え、総合チャンネルのオープンをDMCでおこなうという破格の提案を持ちかけたヒョンミン。しかしてその狙いは、ドジュンとの縁談だった。

確かに断れない提案ではあるが、彼女の意図を知ったドジュンはヒョンミンの提案を断ってしまう。ドジュンに振られてしまったヒョンミンはすぐさまターゲットをソンジュンに切り替え、次なる一歩を踏み出す。

そのときドジュンの頭のなかに浮かんだのは、ソ・ミニョン(シン・ヒョンビン)の顔。ヒョンミンのもとをあとにしたドジュンは、ソ・ミニョンが働くカフェへ向かっていた。しかしソ・ミニョンはすでにバイトを辞めているという。彼女に会う目的は果たせず、ドジュンはモヤモヤした気持ちをくすぶらせていた。

ある日、父ユンギ(キム・ヨンジェ)と話をするドジュン。ユンギは以前ヤンチョルが自分のもとを訪ね、ドジュンがグループを手に入れると言い出したことを知らされていたのだ。そしてその際、ヤンチョルからスニャン公益財団の譲渡に関する委任状も渡されていた。これは「これ以上息子に勝手なことをさせるな」という賄賂であり、「スニャンの力を借りずに映画会社を成功させたい」というユンギの志を否定する一手でもある。

黙っていたことを謝罪するドジュンに対し、ユンギが掛けた言葉は意外なものだった。「やってみよう。専門映画チャンネル1つくらいなら買収できそうだ」息子ドジュンのDMC計画に協力する意思を伝えたのだった。

一方、ドジュンに振られたヒョンミンは、結局ソンジュンと結婚することに。結婚式の準備が進むなか、ヤンチョルは自身の健康診断結果を眺めていた。実は、ヤンチョルの脳に脳動静脈奇形が見つかったのだ。

手術が難しい場所にあるため、運に任せて経過観察をするしかないことを知ったヤンチョル。事業継承の目処も立たない状況で、ヤンチョルは自分の頭のなかにいつ爆発するかわからない爆弾があることを知ったのだった。