コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、学校一カタブツだと噂の女子高生に告白して恋愛エピソードを描いた作品「カタブツ系女子に告白してみた」をピックアップ。
作者のこばやし少女さんが8月23日にX(旧Twitter)上で同作を投稿したところ、そのツイートには1万8千件以上のいいねと共に、多くの反響コメントが寄せられた。この記事では、こばやし少女さんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについて語ってもらった。
物語は、男子生徒が風紀委員の女子生徒に告白する場面から始まる。女子生徒は規律に厳しいが、校則違反でないですしと告げて、男子の告白を受け入れる。しかし、なぜ「可愛い」と言われたのか自問するほど真面目で、一緒に帰る理由まで考えるほどのカタブツだ。
二人分のお弁当を用意する優しさも見せるカタブツ系女子。ホワイトデーには男子生徒がお返しのプレゼントを渡そうとするが、カタブツ系女子は「借りを作らない主義」として断る。しかし、自分もプレゼントを渡し、「先に受け取ってくれなければ自分も受け取れない」と告げる。
男子生徒は「名前で呼んでほしい」と頼む。カタブツ系女子はそれを了承するが、「田中くん」と呼ぶのに戸惑い、緊張する。去り際に、田中が「鎧坂さん」と呼びかけ、「いぶきちゃん」と続けて呼ぶと、目を丸くして鎧坂は自分のことだと意識するのだが…。
作品を読んだ人からは、ネット上で「か、可愛ええ」「メガネ外したら絶対かわいいやつやん」「朝から尊いです…!仕事頑張れます!」「かわいい…照れた顔が可愛すぎる…!」「かなり良い」といった声が多数上がっていた。
――「カタブツ系女子に告白してみた」の「堅物」を「カタブツ」とカタカナにされたきっかけやモチーフがあればお教えください。
「堅物系女子」という字を打ってみた時、自分では馴染みがなく読みにくいと思ったのと、可愛らしさがないと思い、カタカナにしました。
――基本的に二人の会話でストーリーが進行していきます。本作において表現手法などで工夫された点は何でしょうか。
毎回、出来るだけ初めて読む方でも楽しめるように気を付けています。そのためにストーリーがあっても毎回フリとオチをつける表現方法を崩さないようにしています。また、台詞は伝えたいこと以外の要素を省いて、出来るだけ少なくしています。
――本作ではお堅い面を見せるかと思うと優しい一面を持つ鎧坂さんのギャップが魅力的に描かれています。田中くんとのぎこちない会話も印象的です。本作を描くうえでこだわった点があればお教えください。
やはり一番大事なのはキャラクターなので、鎧坂さんがいかに可愛いまたは面白いかが伝わるように描いています。
それを見せるのに必要なのがギャップです。田中も一番最初は鎧坂さんの可愛さを伝えるためだけの要素だったのですが、掛け合い自体も楽しんでもらえたらと思うようになりました。
――「カタブツ系女子に告白してみた」でこばやしさんお気に入りのセリフやシーンなどがございましたら教えてください。
突然名前を呼ばれて驚いて目を丸くするシーンがお気に入りです。初めて名前を出すシーンは印象的にしたかったので、それが出来てよかったと思います!
――本作で読者に注目してほしい点などがありましたら、お聞かせください。
最近は田中の表情も描く回があるので、そのへんも楽しんで頂ければうれしいです!
見方は読者にゆだねていますので、2人を暖かく見守ってくださればと思います!
――電子書籍化もされている本作品を含めた「カタブツ系女子に告白してみた」を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
いつも更新を楽しみにしてくださっている方、本当にありがとうございます。
他の漫画も始める予定で更新はゆっくりですが、カタブツ系女子は絶対続けていきたいと思っています。今後も応援して頂けるとうれしいです!
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