井上祐貴、念願の朝ドラ初出演への思いを語る「“言霊”ってあるのかな」<虎に翼>

朝ドラ初出演となる井上祐貴にインタビューを行った。撮影=篠田直人

伊藤沙莉が主人公を務める連続テレビ小説『虎に翼』(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。同作は、日本で初めての女性弁護士の一人で後に裁判官となった三淵嘉子をモデルにしたオリジナルストーリー。今回WEBザテレビジョンでは、主人公・寅子の夫になった星航一の長男・朋一役で朝ドラ初出演の井上祐貴にインタビューを実施。目標としていた「朝ドラ」への思いや、演じる朋一についての印象などをきいた。

“朝ドラ”ときいて思い浮かぶのは、「両親や祖父母、親戚の顔」


――朝ドラ『虎に翼』への出演が決まった際のお気持ちはいかがでしたか?

井上祐貴(以下、井上):うれしかったですね。やっとなのか、それともまだ早いくらいなのかはわからないですが、「『朝ドラ』に出演したい」と言い続けていてよかったなと思います。

――そんな“朝ドラ”は、改めて井上さんにとってどんなものですか?

井上:パッと思い浮かぶのは、両親や祖父母、親戚の顔なんですよね。特に、祖父と祖母は、僕が小さい頃からずっと毎朝楽しみに朝ドラを見ていたので。「いつか、祐貴も出れたらいいね」みたいな話を会うたびにされていて、僕も「今目標としているよ」なんて返したりしていて。そんなやりとりをした思い出が僕の中では、大きいですね。

――では、今回の出演をご家族は大変喜ばれたのではないですか?

井上:(※取材当時)それが実はまだ伝えられていなくて。でも、絶対に喜んでくれると思うので、報告するのが楽しみですね。それも含めて、出演できることがとてもうれしかったです。

――実際に脚本を読んで、どんな感想を持ちましたか? 井上さんが思う、作品の魅力を教えてください。

井上:朝ドラは、「今日一日、頑張ろう」とその日の背中を押してくれる作品のひとつだと思いますし、『虎に翼』にもそういう要素がたくさんあるなと感じました。加えて、“法律”を題材にした作品だからこそ扱っている物語があるというところも魅力ですよね。例えば、同性愛の話や原爆の話など、時には触れづらい内容も『虎に翼』だから届けられていることがあるなと思います。また、日本初の女性弁護士になる寅子さんの生き様も本当に心に刺さりました。

――ご自身は今まで“法律”に意識を向けたことはありますか?

井上:ないですね。もちろん、ニュースをみて興味本位で少し調べたりすることはありますが、それ以外で意識して考えたことはないです。だから今回、僕自身も法律に触れるいい機会になったなと思いますし、見ている方々にとってもそんなきっかけになってたらいいなとも思いますね。