コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、月刊コミックゼノンにて連載中で、河本ほむらさんが原作を、塩塚誠さんが作画を手掛ける『魔女大戦 32人の異才の魔女は殺し合う 』。
この作品は、2024年8月22日にX(旧Twitter)に投稿されると、瞬く間に1.4万件以上のいいねを集めて話題になった。このポストには「どっちもかわいい」「なんだこれ面白いな!!!!」「こういうのちょー好き」といったコメントが殺到。この記事では作者の河本ほむらさん・塩塚誠さんに、作品のこだわりなどについてインタビューを行った。
ここは偉人たちが戦い、ランキングをつける世界。日々、人気のバロメーターとも言える“魔女階位”を争う。今日の対戦は…。
数々の男性たちを差し押さえ、倭国大乱の世を統べた日本原始の女王・卑弥呼。
対するは、オッズ1位。「彼女の鼻がもう少し低ければ世界の歴史は変わっていただろう」と哲学者パスカルに言わしめた、圧倒的“美”を誇る古代エジプトのクレオパトラ。
“神のお告げを受け人々を導いた女” VS “史上最も美しいと言われし女” の譲れない戦いが始まる。
ーー『魔女大戦 32人の異才の魔女は殺し合う』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
河本:担当から「女性偉人バトルもの」の提案がありました。そこに「魔女」、「トーナメント」という要素を加え出来上がったものが『魔女大戦』です。
塩塚:当初は今の「魔女大戦」の形とは違い、女性の偉人が登場する企画の草案から始まりました。 自分も女性メインのお話を描いてみたいと思っていましたし、漫画のお仕事も出来るしで、企画が通って描ければいいなぁ、と思っていました。
ーー今作を描くうえで「こだわった点」や、「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
河本:各魔女のキャラクターです。塩塚誠先生の美麗な絵で描かれる、様々な女性が様々な理由で様々な衣装をまとい戦う姿をぜひご覧ください。
塩塚:闘っている時には片方のキャラに肩入れして描かないように意識しています。割と皆を応援するような感じで描いていますので、実は嫌いなキャラとかも無く、皆好きです。デザイン的に描くのが面倒だな…というキャラはいますが…。
ーー今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
河本:「彦星さんが365人いたら一年中ラヴラヴだも~ん」(織姫)。自分で創作したのか疑わしいくらいヤバイ方です。
塩塚:互いに想いがぶつかり合ったその結果となる決着シーンは、描く上で気持ちも入りますし、どの闘いの決着シーンも好きな場面になります。
ーー普段作品を描く際に大切にしていることがあればお教えください。
河本:そのキャラクターがしないと思われる行動をストーリーの都合でさせないことです。
塩塚:漫画のテクニック的な視線誘導や動きなど、 読む人が「?」とならないよう、なるべくわかりやすく…と頑張ってはいます…!
ーーご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。
河本:「魔女千夜血戦」。ビックリする勝敗、展開がまだまだ待ち受けてますので、ぜひお楽しみに…!
塩塚:「魔女大戦 32人の異才の魔女は殺し合う」のタイトルの32人。今その闘いの半分が終わりまして、まだ残り半分もの未登場の魔女も、 しっかり描ければと思っています…。物語ではその闘い以外にも色々な思惑が動いていそうですので、どうなるんでしょう…? そんな物語を魔女たちと共に追い続けていただけるように、描いていければと思います!
ーー最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
河本:すでに読んでくださっている方、ありがとうございます!まだ読んでいない方、興味のある対戦カードだけでもぜひ読んでみてください!
塩塚:「魔女大戦」は多くの方が読んで下さっていて、驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。 これからも続けて魔女たちを見て頂けるよう、頑張って描いていければと思います!
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