『ありがとう、松ちゃん〜松本人志問題をぶった斬る!』が、8月19日にKKベストセラーズより出版。本書の刊行を記念して、「ありがとう、松ちゃん」応援委員会の発起人であるAV監督の村西とおる氏による「村西とおるトークライブ」が8月30日、大阪・OSAKA MUSEで開催された。熱いトークで盛り上がったイベントレポートをお届けする。
本書は、活動休止中の松本人志氏を応援する多くのファンから届いた松本氏への応援の声を集め、さまざまな分野で活躍する見識豊かな知識人や論客、専門家が寄稿し、一冊の書籍にまとめたもの。
「村西とおるトークライブ 第1回男塾祭~ありがとう、松ちゃん~」登壇者は、応援委員会の発起人であるAV監督の村西とおる監督をはじめ、本書にも寄稿の弁護士の徳永信一氏、委員会の関西支部の委員長で男塾グループの岡田元社長、同じく関西支部の副委員長で競馬評論家のコヤチ、タレントの小原ブラス、セクシー女優で大阪出身のお笑い好きな吉高寧々や「地面師たち」にも出演中の美乃すずめ。
最初に登壇した村西監督の「お待たせいたしました。お待たせし過ぎたかも知れません」というお馴染みのセリフで会場のボルテージが一気に最高潮に。その後も村西節を炸裂させていき、時には観客をいじりながら、会場を村西ムードに染め上げた。
続いて、観客から村西監督への質問では、世界的にも6億PVを誇る人気作となった「全裸監督」(Netflix)のキャスティング秘話や、配信が始まると世界各国から取材が殺到した話で会場を沸かせた。村西監督が「実はまだギャラが振り込まれてないんだよね」と発言し、会場は驚きと共に笑いに包まれた。
次に村西監督に呼び込まれ、セクシー女優の美乃すずめと吉高寧々が登壇。監督から好きなタイプを問われると、美乃は「知があって、何かを追いかけている人が好き」と真っ直ぐに告白。吉高は「甘えん坊な人がタイプ」とハニカミながら明かした。
そして、村西監督に「この方なくして本イベントは成立しなかった!」として呼び込まれたのは、男塾グループの岡田社長。「足元の悪い中お越しいただき、ありがとうございます!」と爽やかな笑顔を見せながら会場に向けて挨拶をし、今日のイベントを開催できたことへの喜びを語った。
更に、本書にも寄稿された徳永信一さんが登壇され、裁判で松本人志氏が勝つ可能性が高い理由について語るパートに。弁護士の立場から今回の記事に対して、「芸能界で力を持っている松本人志氏の情けない姿を晒すような構図に見えた」とバッサリ。過去の週刊文春の記事には評価をしつつも、今回のように松本氏の犯罪かどうか分からない内容は、芸能人のプライバシーを考えさせる要因の一つになったそう。本書の中では徳永さんは「裁判で争われている名誉毀損という文脈に触れていて、松本氏をはじめとした公共性が損なわれていることから、裁判には勝たないといけない」と独自の見解を熱く述べました。「どうやったら名誉毀損で勝ちになるのか」と観客から問われた徳永さんは、「一円でも相手から貰えれば、相手の非を認めた事になるので勝ち」になるという回答に会場も聞き入っていた。
5人目のゲストの小原ブラスは、「楽屋に入ってお話ししていた時に、村西監督や徳永さんの今回のイベントに関しての熱い気持ちが伝わってきました」と本イベントにかける想いに感銘を受けたそう。そして、「最初に報道を聞いた時に、内容を素直に受け入れてしまった」と反省しながらも、情報番組のコメンテーターとして活躍している立場から、自身の経験やリサーチ結果も交えつつ、「どんな報道も一度疑ってみることが大事だ」と見解を述べた。
最後のゲストとして登壇されたのは、競馬評論家のコヤチ氏。松本氏をファンとして応援し、偏った意見にならないように気を付けながら8カ月間SNSでの投稿を続けているそう。これからも「ありがとう、松ちゃん」応援委員会の副委員長として松本氏への支援を続けるとし、「お笑い番組の審査員となる年末までには復帰してほしい」と思いを明かす。
その後も、マスコミの報道や性的同意のあり方について観客も交えながら議論され、熱いトークが展開。村西監督は、自身が何度も女性に騙されお金を払ってきたという話を笑いも交えながらトークを展開。最後に「今日お集まりいただいたみなさんは(日本の良識の)最後の砦」とエールを送り、会場が一つになったところでトークパートが終了。その後も、「本イベントが考えるきっかけになった」と真摯に言葉を寄せた美乃さんと、大阪出身で「子どもの時から松ちゃんを見て育った」という吉高、村西監督と観客との記念撮影も開催され、笑顔でイベントは終了した。
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