エンディングに向かうかと思いきや、倉野尾が「ここでみなさんにお知らせがあります」と切り出し、スクリーンに映像が映し出される。そして新AKB48劇場がお披露⽬となる12⽉8⽇(⽇)に初⽇を迎える、秋元康⽒書き下ろしの新公演の初⽇メンバー16名をサプライズで発表。
約8年ぶりとなるオリジナル新公演の初⽇メンバーはセレクションで決定された。加⼊5カ月目の19期研究⽣ながら初⽇メンバーに選ばれた伊藤百花は「選んでいただけたことがすごくすごくうれしいです。選んでいただいたからには”伊藤百花で良かった”と⾔っていただけるように、ガムシャラに先輩たちの背中を⾒てついていきます!」と⼒強く語り、2024年の劇場公演に最多出演している鈴⽊くるみは「劇場が⼤好きで、たくさん出させていただいて、たくさん成⻑してきた成果を⾒せたいですし、リニューアルしてからもまだまだ成⻑したいと思います!本番に向けて頑張ります!」とコメントした。
先⽇1300回⽬の出演を達成し、劇場公演最多出演回数を誇り、“シアターの⼥神”と称されている村⼭彩希は「初⽇メンバーの発表と、劇場が最後ということといろんな気持ちが混ざって、楽しみという⾔葉だけじゃとても⾔い切れないんですけど…。私は本当に劇場が⼤好きで…。“AKB48にいる理由がこの劇場だった”というくらい今の劇場が⼤好きで⼤切でした」と⼤粒の涙で⾔葉を詰まらせながら、誰よりもステージに⽴ち続けてきた劇場への想いを吐露。
「初⽇に選ばれた16⼈は選ばれなかったメンバーの分まで、ファンのみなさんの期待に応えるために責任を持って初⽇を迎えたいです。私は“劇場だけは平等であってほしい”と思うから、みんなが⼤事だから、新劇場になってもみんなで新しい劇場を愛して、みなさんにも愛していただけるように、みんなでつくっていきたいと思いますので、新公演と新劇場をよろしくお願いします︕」と真っすぐな眼差しで呼びかけた。
倉野尾も「ここにいる誰もが初めてオリジナル公演をもらうことになります。全メンバーの初⽇は必ず来るので、みんなで⼀丸となって新公演を盛り上げていきます!」と決意を語り、最終公演はついにクライマックスへ。現劇場への感謝を込めて全員で「桜の花びらたち」を歌い上げ、最後は「劇場のみなさん、劇場、ありがとうございました!!」と深々と⼀礼する。思い出が詰まったステージに別れを告げした。
リニューアル⼯事期間は、9⽉2⽇(⽉)開催の神奈川公演から全国20カ所を廻る「AKB48劇場⼯事中出張公演」を実施。19周年を迎える12⽉8⽇(⽇)にオリジナル新公演で20周年イヤーに突⼊する。