2024/09/06 22:05 配信
漫画やアニメ、ゲームといったコンテンツと並び、今や日本が誇る文化として、海外でも広く親しまれているコスプレ。8月2日~4日には、世界最大規模のコスプレの祭典として知られる大型イベント「世界コスプレサミット2024」(通称:WCS、コスサミ)が、愛知・栄周辺エリアにて開催。国内はもちろん、海外からも大勢のコスプレファンが駆けつけ、イベントは大盛り上がりとなっていた。
WEBザテレビジョンは、3日間で25万3700人が来場し、さまざまなステージ企画やコスプレパレードなども行われた同イベントでインタビュー取材を実施。会場を彩るコスプレイヤーたちに「コスプレに対するこだわり」などを話してもらった。
友達と大人数併せをしよう…ということになり、靴や小物を全て自作で用意しました。造形に関しては、エッグヘッド編特有のシルエットを大事にしてます。個性的なお団子ツインテールの髪形は、毛束を別々で作り、セットする際に取り付ける方法で再現したものになります。
耳の通信機は、原作のサイズ感と自分の顔を照らし合わせながら、ちょうどいい大きさになるよう制作したものになります。それともう一点、今回は体作りも頑張りました。リリスの体形を再現できるよう、半年前から筋トレや食事の調整をして仕上げてきました。
今回のコスプレは、頭から足先のパーツまで、全て自作で用意したものになります。未来感を演出するためにエナメル生地を使い、光沢感たっぷりの衣装に仕上げて。耳や尻尾には柔らかなボア生地を取り入れて、質感にもとことんこだわりました。靴は浮遊感を出すために、10cm以上の塩ビ管を内部に仕込んでいて。夜には足元が輝くように電飾も仕込んでいるので、こちらも注目してほしいポイントです。細部までこだわり抜いて制作したこの衣装でイベントに参加して、大勢の方と交流できて。ますますコスプレが好きになりました!
脚の付け根からつま先までをきれいに見せることが、この衣装を着こなす上での最重要ポイントだと思っていて。できる限り脚をスラっときれいにお見せできるよう、ポージングにもこだわりました。ヒールは何種類も履き比べて、一番足首のあたりをきれいに見せられるものを選んだつもりなので、そうしたこだわりが写真にも反映されていたら幸いです。
こだわったのは、頬の涙メークの形をきれいに再現することと、うさ耳の造形ですね。もともとはカチューシャだったんですけど、ずっと付けていると締め付けられて頭痛がしたので、うさ耳部分だけ解体して。そちらをウイッグに縫い付けるなど細かな手直しをして、こちらの形に仕上げました。
こうして大盛況のうちに終了した「WCS2024」に続き、コスプレが楽しめる大型イベントは9月以降も全国で続々と開催予定。「東京ゲームショウ2024」(9月26日~29日、千葉・幕張メッセ)、「池袋ハロウィンコスプレフェス2023」(10月25日~27日、池袋東口エリア)、「東京コミコン2024」(12月6日~8日、幕張メッセ)、「コミックマーケット105」(12月29日・30日、東京ビッグサイト)なども控えている。
はたしてこれらのイベントでは、どのような漫画、アニメ、ゲームのコスプレに人気が集中するのか? 今のうちからトレンドを分析しておき、会場で答え合わせをするのも面白そうだ。
◆取材・文=ソムタム田井