台本を読んだとき、医者や刑事それぞれの正義があり、信念がありながらもそれぞれ一生懸命に日々の出来事に向き合う姿に心を動かされました。藤木さんとは久しぶりにお会いするので楽しみです。ひたむきで、とてもまじめな印象があります。紙子と譜久村は長く知っている設定なので、その感じが出せればいいなと思います。
聖子は人生にとって大切なことは何か。言葉にしなくても本能的に客観的にとらえることができる人ではないかと思います。ある意味、少し不器用な人達が精一杯生きていく姿から私自身も目が離せません。展開を楽しみにしていただけたらと思います。
経営破綻の危機を立て直すべく城斉市民病院に赴任した外科医・紙子良(藤木直人)は、病院再建の実績があり経営のスペシャリストとして呼ばれたものの、思いがけず院長代理も務めることになってしまう。早速、医師らに改革案を説明するが、専門家でもない新参者への視線は冷ややかなうえ、反論が相次ぎ紛糾してしまう。
そんな中、病院近くのショッピングモールで銃乱射事件が発生し複数の客が負傷。救急出動の要請が入り、紙子は看護師・石川咲良(早見あかり)らと急行する。騒然とした現場には、偶然居合わせた城斉署のベテラン刑事・弓削文平(寺島進)と交番勤務の警察官・牧野真二(前田拳太郎)が、自殺を図った犯人・山木健一と被害者である瀕死の少年・柴田修吾の延命措置を行っていた。
紙子は咄嗟の判断で山木の搬送を優先する。結果、犯人は一命を取り留め、修吾は死亡。紙子は修吾の父・柴田邦行や周囲から批判を受けることに。警察の上層部はただの銃乱射事件として処理を進めるが、それに反発して捜査を続ける弓削。すると、悲しい真実が事件の裏に隠されていた。
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