コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、女子高校生の実体験を元に描かれたホラー漫画『ソー●街で起こった本当にあった怖い話』をピックアップ。
作者のイルカのマンガさんは8月26日にX(旧Twitter)で夏に相応しい同作品を投稿したところ、5千超のいいねと共に、多くの反響コメントが寄せられた。この記事では、イルカのマンガさんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについて語ってもらった。
舞台は廃墟と化した、とあるソープ街のラブホテル。バブル期を思い起こさせる豪華なお城の外観と、廃墟と化した寒々しさがなんとも言えない雰囲気を醸し出している。ここは地元でも有名な心霊スポットだ。
ある暑い夏、女子高生3人は悪ふざけと暇つぶしの延長で廃墟のラブホテル、通称「赤い城」に忍び込むことにした。廃墟と化した館内の床には物が散乱し、いかにも出そうな雰囲気…。しかし忍び込んだ日はなにも起こらず、試しに映した写真にも何も映っていなかった。拍子抜けした女子高生たち。その後は赤い城のことも忘れ日常の生活を送っていたが、ある朝主人公の私が目を覚ますと彼女の声は失われていた…。
なぜ彼女の声は失われたのか、やはりラブホテルは心霊スポットだったのか…。果たして女子高生は声を取り戻せるのか…。本作は「ホラー」「トイレいけない」などの感想と共に、「あそこかな?」「そういや〇〇にお城ソープあったな」など、実話ならではの反響が寄せられている。
――「ソー●街で起こった本当にあった怖い話」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
エッセイ漫画を描くのが大好きで自身の体験した怖い話を描いていたのですがそちらが読者様に好評で、また怖い話を描いてみたいなと思い、読者様に怖い話の体験談を募集したところこちらのお話を頂きました。身バレ防止のために場所や人物は変更して描いているのですが、体験に関しては脚色せずに描いているので描くのもすごく怖かったです。
――本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
「赤い城」にフォーカスされていたところから、中盤からラストに向けて内容がどんどん怖くなるのでそこを見ていただきたいです。
――本作の中で特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
「私が見て体験したことと 真夏の雲ひとつない青空はとても矛盾していてパニックになりながら必死に走りました」という部分です。こちらは頂いた体験談の文章をそのまま使わせていただいているのですが、読みながら情景が浮かぶような、体験したからこそ感じることができた言葉だと思ったのでとても印象に残っています。
――今後の展望や目標をお教えください。
今月第二子を出産し育児でバタバタと忙しいのですが、落ち着いたら今後は「第二子出産レポ」や「体験談連載漫画」「本当にあった怖い話」「創作漫画」など描きたいことをどんどんマンガにしていきたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
読者の皆様、読んでくださってありがとうございます。Xやインスタやブログに頂く温かいお言葉のおかげで創作活動がとても楽しいです。
育児中でスローペースになりそうですがまた色々なマンガを描いていきたいのでお時間がある時に読んで頂けたら嬉しいです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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