一方、吹雪は征蟻党の幹部・腐乱(CV:奈良徹)を誘い出す。普段は道化を演じている腐乱だが、実は党の中で一番の実力者。瘴奸への忠誠心は見せかけに過ぎず、本当の実力を隠し、いずれ党を乗っ取る算段があった。
そんな腐乱の武器は、直前で見分けがつかない2つの太刀筋を使い分ける剣技。だが、振りかぶる時点で僅かに肘の位置が異なることに気づいた吹雪は攻撃を見事に交わす。そして、「思ったより大したものを隠してなかった、がっかりだ」という隠すことに喜びを感じる腐乱にとっておそらく最も屈辱的であろう台詞を吐き、日本の剣で鮮やかに始末した。
腐乱との戦闘を経て、その人に隠れた価値を探し当てることに自分が最も高揚を感じると気づいた吹雪。そんな吹雪が今、一番心惹かれるのは様々な可能性を秘めていると思わしき時行だった。
だが、吹雪はまだこの時点で時行が北条家の生き残りであることを知らない。ゆえに時行から「我が党に迎えたい」と誘われた際には、「自分が仕えたいのは天下を狙える主君です。あなたの主君の諏訪殿ならともかく…」と断るが、正体を知って仲間に加わることを決意。新たに強力な助っ人が加わり、視聴者からは「ついに逃若党に吹雪が入った…!!!嬉しい!!!」「時行の能力を最大限引き出せるのは吹雪しかいないよ」「すごい人が仲間になってくれて良かったね」「これに頼重の未来予知が合わさればもう敵無しでしょ」と歓喜の声が。
また諏訪頼重(CV:中村悠一)が「よくご無事で」と時行を抱きしめる場面も話題を呼び、「頼重が時行を抱きしめるシーン本当にグッときた...」「頼重さん、息子を心配するパパじゃん」「義親子愛尊い」という声が上がった。
◆文/苫とり子
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