俳優の桜井日奈子が、9月7日に都内で開催された「桜井日奈子10周年記念写真集『鴇色』」(東京ニュース通信社刊)の発売記念会見に登場。発売を迎えた感想やドラマ共演者の反応などを語った。
今作は、俳優としてドラマ、舞台、CMなど幅広く活躍する桜井の芸能活動10周年を記念して制作されたもの。初めて訪れたというベトナムを舞台に、リゾート地としても知られるダナンのビーチで遊んだり、ナイトマーケットを訪れたり、世界遺産であり、東南アジア屈指の美しさを誇るホイアンの旧市街を訪れ、ランタン祭りにも参加するなど、観光も満喫しながら撮影が行われた。また、人生初の水着カット撮影にも挑戦している。
10周年で新たな挑戦となる写真集を発売したことについては「今まで肌の露出とかはあまりしてこなかったので、写真集に向けて新たな一面を世の中に出せて、『もっと応援したい』と思ってもらえるような作品にしようと思って撮影に挑みました」と、今作にかけた思いを吐露。そんな桜井の思いにファンが呼応するように、早くも2度目の重版が決定するなど大きな反響を呼んでいる。
新しい挑戦の一つである、水着の撮影に向けてはしっかりボディーメイクにも取り組んだそうで「デビューしてからボディーメイクがうまくいかず、体形管理ができていない時期もあり、15kgぐらい太ってしまった時期もあって(笑)。応援してくださる方に心配をかけることもありました」と回顧しつつ、「最近やっと自分なりのボディーメイクのやり方を見つけて、今までは自分の体を隠すような衣装を選んでいたんですけど、写真集を出すにあたって“隠す体”から“見せる体”に変わっていったことがポジティブな変化で。年を重ねるごとに容姿も中身もどんどん進化していけるように、『またきれいになったね』と言ってもらえるように、もっと頑張りたいなと思っています」と力強く前を見据えた。
お気に入りカットには美しいボディーラインもあらわな、ネイビーの水着の上にレースのボディースーツを着た大人っぽいモノクロの写真を挙げた桜井。理由については「その撮影のときにスタッフさんがふっと静まり返ったんです。それまで楽しく撮影していたのに、スタッフさんがモニターを食い入るように見ていて、空気が変わったなと。『すごくいいの撮れてるよ』ってスタッフさんが言ってくださっていて」と振り返り、「私も水着になることに恥じらいはあったので、大丈夫かなっていう不安もあったんですけど、覚悟を持ってそのカットは撮影に挑んでいたので。写真集の中にはモノクロの写真は2枚しかなくて、私的には覚悟の2枚なんです。“私も知らない私”を引き出してくださったなと思っていて、とてもお気に入りです」と、カメラマンをはじめ現場のスタッフに感謝し、手ごたえをにじませた。
また、放送中のドラマ「マル秘の密子さん」(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系/Hulu・TVerにて配信)の現場で共演者らに写真集を渡したそうで「昨日発売したので持って行ったんです。そしたらご一緒している福原遥ちゃんとかプロデューサーの方が『ひゃー!』って(笑)。ちょっと軽い悲鳴みたいな。『すごくいいね!』『お尻とかすごくセクシーだし、本当にボディーメイク頑張ったんだね』って褒めてくださいました」と、うれしそうに反応を明かしていた。
◆取材・文・撮影=月島勝利(STABLENT LLC)