与田祐希“リコ”、全員で祖父の“遺プラ”を作ることを提案して家族を一つに「家族って場所じゃない気がする」<量産型リコ・最終回>

2024/09/07 15:47 配信

ドラマ レビュー

リコが胸の内を明かす「私はこの家の次女だから」


由里香に「リコはどうなの?」と聞かれ、「この家のことは好きだよ。愛してる。できることならずっとあってほしい。でも私はこのみんなでいる居心地が好きだから。家族って場所じゃない気がする。どこにいてもお父さんは小向家の安心感だし、お母さんは太陽だし、お姉ちゃんは憧れの星だし、香絵は愛嬌(あいきょう)だし、そして私はこの家の次女だから」と答えた。

「小向家はこの夏、もっと小向家になれた。だから大丈夫だよ」というリコの言葉に家族も納得。バラバラだった家族が一つになり、プラモ作りも完了。デンドロビウム、ギブバース。

祖父のゴールドのガンダムを組み込み、改めて「デンドロビウム小向家スペシャル、ギブバース!」と言って完成した。

その夜、「小向家 第四十八回家族会議」が開かれ、満場一致で立ち退きに賛成となった。全員で手を重ねてハンコを持ち、リコが「解散!」の言葉と同時にハンコを押した。

リコたちの夏休みも終わり、「小向リコ、行きます!」というリコを、家族みんなで「いってらっしゃい!」と笑顔で送り出した。

家ではなく人。家族とは何かを実家で過ごす間で考えたリコであった。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

木ドラ24「量産型リコ -最後のプラモ女子の人生組み立て記-」最終話より(C)「量産型リコ」製作委員会2024